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裸足ですごせるフローリング

株式会社和秋建設の前田です。

本日は床板(フローリング)の話になります。

 

和秋建設では施主様とお話をしてフローリングを決めていきますが、

できるだけ杉の床板を勧めるようにしています。

 

 

 

いろんなフローリングそれぞれ一長一短があります。

施主様によっては、カバ材やナラ材やメープル材のような硬く広葉樹の傷の付きにくい

フローリングを好む人も沢山いますが、その硬さゆえに素足で歩いてみると

「冷たい」と感じます。

 

合板で作られた複合フローリングも同じく冷たさを感じます。

特にこの頃は表面が平滑でピカピカして傷の付きにくい処理をした

フローリングもよく一般的に使われております。

 

値段もリーズナブルで傷がつきぬくく、へこみにも強く

ワックスも不要で車いすにも対応してくれていて

悪いところがないような感じですが

傷がつきぬくいけど寒い冬場にスリッパのいる家と

傷はつきやすいけれど素足ですごせて気持ちいい家と

どちらのほうはいいのかはそれぞれの価値観で変わってくると思います。

 

時間をかけて使ってもらい、手入れもしていただき傷も入りますが

複合フローリングにはない、(古美る)ただ古くなるだけではなく

杉のフローリングは愛着や味が時間とともに間違いなく出てきます。

快適性を図る物差しで体感温度があります。

室温と床板の表面温度

体感温度とは(室温+床の表面温度)÷2なので

室温と床の表面温度の差が少ないほど体感上でも

快適に感じることができます。

 

例えば室温が暖房を入れて25度あって温かっても床の表面温度が10度であれば

体感温度は計算すると17.5度になります。

また室温が22度でも床の表面温度が20度であれば

体感温度は21度になります。

 

その差が少ないほど体感温度が上がっていき

不快感が少なくなっていきます。

 

室温-2度くらいが不快感なく過ごせるベストくらいだと思っています。

その為に和秋建設では床板に30mmの厚さの紀州材の

自然乾燥された杉板を推奨しています。

 

会社の事務所も同じ住宅で使う杉の30mmの床板を使用しています。

使ってみた上で私自身の持論に基づき杉のフロアーを

使っています。良いものです。

 

代表取締役 前田 純
株式会社和秋建設前田 純(まえだ ひとし)

昭和39年5月29日生まれ

一級建築士
一級施工管理技士
宅地建物取引士

和歌山県和歌山市生まれ

地産地消の考えのもと全国に誇れる資源の紀州材を環境に優しい自然乾燥で大工さんの手刻みにこだわり、家の中の空気がおいしいなと思える家づくりを行っています。

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