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裸足ですごせるフローリング2

前回に続きフローリングのお話をもう少し

 

杉のフローリングを使うと温かく過ごしやすいとのお話をしてきましたが、

 

本日はそのフローリングのコストのお話をしたいと思います。

 

資材高騰のあおり受けて一般に使う複合フローリングや無垢のフローリングも

 

だいぶ値段的に上がってきたように感じています。

 

いつも材料を納入してくれている株式会社紀州熊野木材さんとは

 

ずっとお付き合いをしているので値段的にはコロナ前と変わらず

 

ウッドショックという建設業界を苦しめた出来事も我社には

 

あまり関係なく影響を受けた記憶はあまり残っていません。

 

たまたま構造材もすべて自然乾燥された紀州材を使って大工さんが墨付けをして手加工

 

してきたので頻繁に材料の話や値段的にどうすれば施主様がコスト的に

 

リーズナブルに行けるのかなど長きにわたって話しをしてきました。

 

 

まず紀州材のヒノキや杉などは木材の等級によって値段が変わってきます

 

無節(節無し)とか無地と言ったりします。育ている時から人の手が非常にかかった材です

 

節を基準とした等級付けでは、最も上の等級として扱われます。

 

その次は上小節といって小さな直径6mmくらいの節がありますが

 

あまり目立つことがありません、その次は小節になります

 

直径20mmくらいのまでの生き節や詰節(節の部分に機械であなを開け

 

穴と同じ大きさの埋め木という木のパーツをはめて補修したもの)

 

そして最後に一番下の等級が節あり(一等)と呼ばれる等級です

 

(株式会社和秋建設の事務所の2階の床の杉です

 

等級でいうと上小節程度だと思います)

 

(事務所2階の奥の部屋物置に使っている

小節程度のフローリングです)

 

等級は違えども同じ杉になります

 

面白いもので人間の顔と同じで男前な杉板やベッピンさんな杉板もあります。

 

選ぶ施主様によっては値段は無節が一番高価で、一等が一番安いのはわかっていますが

 

節の表情が好きな人は、あえて節を選ぶ施主様もいらっしゃいます。

 

私自身は製材とも長くお付き合いしていますので

信頼関係がすべてで、上小~小節程度でちょっといいの入れてと

注文しています。現場に納入されてから大工さんとより分けて3グループ位に

 

より分けて一番いいグループは玄関からLDKに2番目は2階の個室

 

3番目は物入や収納など少し手間をかけるだけでリーズナブルに仕入れられて

 

お値段以上の仕上がりになります。

 

ひと手間かける そんな工夫も大切なことだと思っています。

(この写真のリビングもより分けさせて頂きました)

 

 

 

代表取締役 前田 純
株式会社和秋建設前田 純(まえだ ひとし)

昭和39年5月29日生まれ

一級建築士
一級施工管理技士
宅地建物取引士

和歌山県和歌山市生まれ

地産地消の考えのもと全国に誇れる資源の紀州材を環境に優しい自然乾燥で大工さんの手刻みにこだわり、家の中の空気がおいしいなと思える家づくりを行っています。

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