年が明けると和秋建設の事務所を引っ越してから
早いもので2年の月日が経ちます。
従業員も増えて施主様が打ち合わせに来てもらえるようにと
元和菓子屋さんの建物をフルリノベーションして移転してきました。
(和秋建設の事務所です。2階は打ち合わせスペース
屋根には太陽の集熱パネルのびおソーラーが搭載されています。)
来年の2月末を迎えると開業して丸2年がたちます。
平坦な道のりではなかったですが独立を認めて手伝ってくれた妻
またいつも会社のことを思って働いてくれるスタッフのおかげで
10年の節目を迎えることができそうです。
10年前に独立した当時で10年先の生存率は一割くらいで
9割近くが廃業するなど言われたことを今でも覚えています。
何とかここまでこれたのはスタッフ、協力業者さんそして仕事を依頼してくれた
施主様のみなさんや設計事務所のみなさんのおかげだと思っています.
10年続けて一人前といわれていたので本当に良かったです。
またこの頃よく聞かれることが 「なんで前田さんなのに和秋建設という名前にしてあるの?」と
名前の由来を聞かれることもいまだに多くあります。
「和歌山の和に春夏秋冬の秋と書いて、わしゅうけんせつといいます。」といつも説明しています。
ところで名前の由来は、私の親父の名前から来ています、前田和秋(まえだかずあき)と読みます。
私が小学校6年の頃、今から46年前に交通事故で亡くなりました。
その当時親父も建設業をしていて、その当時は前田工務店という名前だったそうです。
46年前に建設業として年間の売り上げが2億くらいだったと母親から聞いています。
今の価値にするとどれくらいになるかわかりませんが、
子供ながらに朝早く仕事に行き、遅くに帰ってきて酒を飲んでる
イメージしか私にはありません。
今となっては家族のために身を削って働いていてくれていたのだとわかります。
私は建築の道に進み現場監督として、その道のプロになろうと勉強してきました。
仕事をやればやるほど親父の偉大さが十分理解し、また尊敬もできるようになったので開業するときに
前田工務店や前田建設という名前ではではちょっとベタすぎるなと思い、
もう一度前田工務店を復活する意味と親父へのリスペクトを込めて名前を使わせてもらい
和秋建設にさせてもらいました。
また商売を続ければ続けるほど親父の偉大さが身に沁みます。
初代で起こしたので親父が居ててくれたらと思ったことも多々あります。
今後私が先で亡くなったとき、よく頑張ったなと親父に言ってもらえたらと
想いながら毎日仕事にブログに励んでおります。
(会社にて仕事風景。老眼鏡掛け頭の前に白髪が多くなり
見た目もお爺さんになってきました。
孫もいますが、これからも元気なお爺さんを目指していきます。)
昭和39年5月29日生まれ
一級建築士
一級施工管理技士
宅地建物取引士
和歌山県和歌山市生まれ
地産地消の考えのもと全国に誇れる資源の紀州材を環境に優しい自然乾燥で大工さんの手刻みにこだわり、家の中の空気がおいしいなと思える家づくりを行っています。