和歌山や南大阪で地産地消の家、
地元の自然乾燥された紀州材を
大工さんの手刻みで建てる木の家、
設備に頼らない、建築でできることを
考えて、安心、安全な家を信念をもって
おこなっている、和秋建設の前田です。
和秋建設は 木造の新築工事をメインに
仕事をさせて頂いています。
自然乾燥された和歌山県産の紀州材を
構造及び造作に使い 心地よい木の家を
大工さんの手刻みで
建てることをモットーにしています。
本日は【木の家】実例16回目
大阪府堺市で建築した建物です
敷地面積 496,90㎡
建築面積 181,27㎡
の2階建ての家です。
インターネットを見て問い合わせ頂き
基礎と骨組みがしっかりした家を建ててほしいという
ご要望でした
ちょうどタイミングよく和歌山市で新築の基礎工事の
段階の現場があったので 堺から足を運んでもらい
和秋建設の考え方などお話させて頂きました。
もちろん自然乾燥された紀州材を使い
大工さんの手刻みで建てた
耐震等級3の建物です
断熱にもこだわり 屋根断熱部分は
夏の暑さ対策に有効な木の繊維の断熱材の120mmを
2重にして240mmで施工しました
木の繊維の断熱材 金額も高めですが
効果があったので3件くらい使いました
その後北海道の国産メーカーが
2022年10月に製造を終了したので
ドイツのメーカーSTEICO(シュタイコ)の商品が使えないか
模索しましたが
コスト、性能のバランスを考えた結果
当時使っていたものよりかなり金額も上がるので
使うのを断念しました
現在は高性能グラスウールの24Kを使っています
コストパフォーマンスのことも考えないと
いけないと私は考えています。
堺の家の外観です
屋根の形は複雑ですが
南面に太陽熱を利用した
集熱パネルの陽のまどを
6枚設置しています。
ドアの両サイドから外の日差しが入り
明るい玄関ホールになりました
玄関ドアは ヒバ材を使って別注で製作し
紀州材の杉の厚み30mmの床板を張っています
便所は大便器と小便器を設置する為 広めにとり
洗面のスペースもゆったり使えるようにと広めにし
便利な収納家具も製作しました
LDKから一体で使える和室を備えています
キッチンの前面に収納スペースを作りました
LDKと和室をオープンにすれば開放的な広さです
この建物の設計監理は
スペースデザインの山野 公嗣さんです
LDKと和室からは外に出られるように
ウッドデッキを設置しました。
現場まで車で1時間ギリギリかかります
基本1時間以上かかる場合 仕事の効率上
断らせて頂くこともありますが
施主様の熱意におされて
請け負ったことを昨日のように想い返せます
これからも木の家をつくるため
日々精進しなければいけないと
思っている前田なのでした。

昭和39年5月29日生まれ
一級建築士
一級施工管理技士
宅地建物取引士
和歌山県和歌山市生まれ
地産地消の考えのもと全国に誇れる資源の紀州材を環境に優しい自然乾燥で大工さんの手刻みにこだわり、家の中の空気がおいしいなと思える家づくりを行っています。