和歌山や南大阪で地産地消の家、
地元の自然乾燥された紀州材を
大工さんの手刻みで建てる木の家、
設備に頼らない、建築でできることを
考えて、安心、安全な家を信念をもって
おこなっている、和秋建設の前田です。
私自身、良いものだと思い
使い続けている木材が
地域材の紀州材になります。
地産地消の考えの元
近くの山の木で建てることが
地域の活性化、地域経済を回す
最善の方法だと私は考えています。
それだけではなく外材を使うことは
運送費用
CO2排出の削減にも大きく
変わってくると思います。
国産材は乾燥が難しいとされ
敬遠されてきた原因の一つに挙げられています
そのため 自然乾燥にこだわり
付加価値をつけるために
太陽熱を利用した乾燥を現在おこなっています。
木材の自給率が
1950年代は90%を超えていたが
それから低下の一途をたどり 2002年は18.8%と最低値を記録。
しかし、その後は上昇に転じ年々数値がアップし、2022年の自給率は40.7%
となり 23年度は43%まで増加しているみたいです
円安やウッドショックの影響で
高くなったのと 合板などにも国産材が使われるように
なったのも自給率アップにつながっていると考えます。
価格が外材の方が安かったのもありますが
国産材を敬遠する理由で一番大きいのが
品質の側面です。
木材はしっかりと乾燥させないとひび割れや反り、
曲がりにもつながります。品質を保つためには、
木材を乾燥させた乾燥材を使用する必要があるので
品質的に改善されなかったことが
大きな原因だと考えます
かといって
人工乾燥して 大量の化石燃料を燃やして
乾燥させるのは
木材の内部に割れが入るリスクなど
考えて外材同様 私自身使う気が
ないことも事実です。
6月18日に万博に行く予定です
大屋根リングに木材が使われています。
公式のホームページでは 国産が7割 外材が3割使われていると
発表されています。
少し前に国土交通省の人と話する機会があった時に
国産3割 外材7割だと聞いていたので
もやもやしていました。
多分外材を使って 国内の工場で作った集成材は
国産材でカウントされているような気がしています。
それもどうかなと感じますが
日本国内で開催される万博
世界最大の木造建築をうたっていますし
日本は世界的に森林率の高い国であり、
特に先進国の中ではフィンランドに次いで2番目に
高い森林率を有している国です。
前もって段取りしてでも
国内の木材で 集成材でもいいので
100%国産材で作れなかったのか
なぜなのか万博に行って自分の目で確認してこようと
考えている前田なのでした

昭和39年5月29日生まれ
一級建築士
一級施工管理技士
宅地建物取引士
和歌山県和歌山市生まれ
地産地消の考えのもと全国に誇れる資源の紀州材を環境に優しい自然乾燥で大工さんの手刻みにこだわり、家の中の空気がおいしいなと思える家づくりを行っています。