和歌山や南大阪で地産地消の家、
地元の自然乾燥された紀州材を
大工さんの手刻みで建てる木の家、
設備に頼らない、建築でできることを
考えて、安心、安全な家を信念をもって
おこなっている、和秋建設の前田です。
会社を運営していくうえで
建設業の場合 材料だけを購入する時と
材料+工賃 (材工)工賃を含んだ値段で
取り決める場合の2種類があります。
物価高や人件費の高騰なのですが
事業を続けていくうえで
コストダウンの話は避けては通れません
その交渉も従業員ではなく 私が行わないといけないと
考えています。
一方的に値切る話ではなく
相手側の話も聞き できるだけ共存共栄できる
着地点を見出しながら進めています。
建設業は一件の住宅を建てる場合
携わる業者さんの数は
和秋建設の場合60社くらいの
会社とお付き合いさせてもらっています。
今年の3月から交渉をスタートさせて
まずはメーカーさんからお話をさせて
もらいました。
メーカーと私の会社は基本直接の取引は
販売店があるのでできない仕組みになっています
販売店の皆さんには今までも無理を言ってきたので
今回は頭を下げ 協力してもらえるように
TOTOさん パナソニックさん YKKさん
と話をさせてもらいました
メーカーも住宅着工件数の減少の影響を
受けて受注の確保に大変だという話もされていました
まけてよという話ではなく
理論てきに 今までの購入実績
現在進行している現場実績
今年の着工件数の説明などをさせて
もらい メーカーの担当者といっても
どれだけ協力できるかの権限は持っていないので
皆さんいったん持ち帰り
後日返事してくれるようになりました
初めてメーカーさんとの話し合いをして
和秋建設の家づくりの考え方
なぜ御社の商品を使っているか
また他社製品との比較で
金額だけではない商品の強みの話も
したうえで交渉しました。
結果は現在の価格から
2%から4%のコストダウンに
なりました
小さい数字だと思いますが
売り上げが5億あれば 中間の3%としても
1500万のコストダウンになります
今後は 材だけではなく 材工のところも
やっていきますが
材であれば メーカーが同じであれば
どこに頼んでも同じものが現場に搬入されます
材工は工賃も含みます
努力しても下がらない仕事もあります
また職人さんの質のファクターもあるので
安ければそれでいいというのは
できません
特にこだわる家を作っているので
職人さんのファクッターは大きいところです
そこのバランスもとりながら長期間にわたる
話し合いが続くと考えています
元請けなので
こちら側の立場が上だとは思いますが
一つの現場 ものづくりの仲間なので
単なる仕事だけの付き合いの 取引業者さんではない
仕事も 現場の段取り 質 また
仕事も紹介してくれる総合的にみて
会社にとってなくてはならない業者さんが
協力業者さんといえるのだと考えます
本当の協力業者さんばかりになれば
いいのですが
会社も違えば考え方も違います
そんな人たちばかりの集まりに
したいと考えている前田なのでした。

昭和39年5月29日生まれ
一級建築士
一級施工管理技士
宅地建物取引士
和歌山県和歌山市生まれ
地産地消の考えのもと全国に誇れる資源の紀州材を環境に優しい自然乾燥で大工さんの手刻みにこだわり、家の中の空気がおいしいなと思える家づくりを行っています。