和歌山や南大阪で地産地消の家、
大工さんの手刻みで建てる木の家、
設備に頼らない、建築でできることを
考えて、信念をもって家づくりを
おこなっている、和秋建設の前田です。
昨日、和秋建設が加盟町している工務店ネットの
びおソーラーの開発者の松原さんが和歌山に来てくれていました。
今後施工する現場の進捗や
びおソーラーの発注の打ち合わせ、
納まりの相談、換気システムの相談など
自分の考えが正しいのかどうかを
違う目で見て意見をたくさん頂くことができました。
建設業界が厳しい昨今、
今後、町の工務店はどのように生き残っていけばいいのか
建設業をやっている視点とはなど、
一味違う考え方も聞かせてもらうことができました。
町の工務店、出来ることは色々あります。
なんでも出来ることも武器になるとは思いますが、
反対に他ではまねの出来ないこと、
和秋建設でしか出来ないことに特化していく事が
今後大切になってくるのではないのかなと思っています。
大量生産型の家造り、つくり手側の
価値観を押し付けるより
その人の暮らし方を考えて
美味しい家を建てることが
大切になってくると思います。
美味しい家って?
食べ物ではないので家自体の美味しさってなに?
という話を昨日2人でお酒を飲みながらお話しました。
全てのお客さんのニーズに合うわけでは
ないと思います。ニッチなところで
少数派のゾーンだとは思いますが、
住んでみて体感して心地良さを感じる
感覚も人それぞれだと思います。
美味しい料理を食べても
100人中、人それぞれで好みも違う訳で
合う合わないもあります。
美味しいと言ってくれる人もあれば
もう一つだという人もあります。
家に当てはめることは難しいですが、
美味しい家・・・。
高性能な数字だけを追うのではなく
(必要な性能はもちろん担保した上で)
手仕事にこだわり、手間暇かけて造り、
太陽熱を利用した設備に頼らない家。
そんな頑固おやじが造っている
家造り、ローカルニッチですが
地場の工務店ができる事を
考えていきながら
家造りができればと
松原さんの話を聞いて
昨日はまた考えを新たにした前田でした。
自然乾燥された良材の紀州材を使って
大工さんの手仕事、墨付けして手加工で刻んで建てる
美味しい家になるための
これこそが隠し味です。

昭和39年5月29日生まれ
一級建築士
一級施工管理技士
宅地建物取引士
和歌山県和歌山市生まれ
地産地消の考えのもと全国に誇れる資源の紀州材を環境に優しい自然乾燥で大工さんの手刻みにこだわり、家の中の空気がおいしいなと思える家づくりを行っています。