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おいしさプラス

和歌山や南大阪で地産地消の家、

大工さんの手刻みで建てる木の家、

設備に頼らない、建築でできることを

考えて、信念をもって家づくりを

おこなっている、和秋建設の前田です。

 

昨日、東岸和田の家の打ち合わせを現場で

行いました。

施主様と午後3時から約3時間程、

現地で納まりなどを図面を確認しながら打ち合わせを

進めていきました。

 

終わってから一緒にご飯食べに行く事になり、

現場から近くの個人の人が経営しているお寿司屋さんに行きました。

 

先週、お昼ご飯にチェーン店の回転寿司に行きましたが

人手不足の影響なのか自動化されている店舗で、

入ってすぐ受付の機械の前でボタンを押して、その出た番号のテーブルに座り、

注文も全てタッチパネルで行い、お会計のボタンを押して

会計も自動精算機で行うシステムになっていました。

「いらっしゃいませ!」の言葉もなく、

「ありがとうございました!」の言葉もなくて

店の人と一度も言葉を交わすこともありませんでした。

 

昼ごはんを食べに行っているだけなので

食事を済ませたらいいことなのですが・・・

何か味気ないなと感じました。

 

合理化させて、今後こんな形の店舗が

増えてくるように思います。

 

昨日行った個人経営のお寿司屋さんは

10席位が座れるカウンターだけのこじんまりした

お店でしたが、カウンター越しに大将との会話が楽しく、

施主様の奥さんと同じ高校だったり、

私たちと同じ和歌山出身だったりと、料理の美味しさだけでなく

会話の楽しさがプラスされ、

楽しいひと時を過ごすことができました。

合理化されて人と人とのコミニュケーション

が希薄になっていく昨今、

飲食業界と同じように建築業界もそんな

時代がやってくるのかなと思います。

 

家造り。

現場で細かい納まりの話を3時間の時間を

かけて一緒にすることが

合理的かどうかではなく、

「図面だけ見てもわからない・・・イメージがわかない・・・」

と言う施主様の言葉もある中、こうやって現場で打ち合わせをやったことで

施主様の不安も飛び、良い家になる確率は上がる。

それを信じて味気ない合理化は

個人的にはいかがなものかと感じました。

 

会話の中のプラスの力、

人と人とのぶつかり合いの中で

生まれる良さもあると思います。

 

個人の寿司屋の大将の

トークやお客さんとの掛け合いを見て、

美味しいことはもちろんですが、

+付加価値を付けられたらと

感じて帰って来た前田です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

代表取締役 前田 純
株式会社和秋建設前田 純(まえだ ひとし)

昭和39年5月29日生まれ

一級建築士
一級施工管理技士
宅地建物取引士

和歌山県和歌山市生まれ

地産地消の考えのもと全国に誇れる資源の紀州材を環境に優しい自然乾燥で大工さんの手刻みにこだわり、家の中の空気がおいしいなと思える家づくりを行っています。

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