和歌山や南大阪で地産地消の家、
大工さんの手刻みで建てる木の家、
設備に頼らない、建築でできることを
考えて、信念をもって家づくりを
おこなっている、和秋建設の前田です。
まだまだ残暑が厳しいです
陰になっているところでは
風も吹いていれば感じないですが
日が当たるところでは
まだまだ暑く感じる天気が続きます
木の家造りに欠かせない 木材
本日 有田市で建築中のカフェの
構造材の2回目の材が入ったとの
連絡があり加工場に見に行きました
自然乾燥された紀州材です
色艶もよく 見ていてほれぼれします
そんな紀州材を使って
大工の貴志棟梁が
一生懸命、墨付けを行ってくれています
相方の大工さんの津本さんも加工してくれていました
墨付けが終わり加工まちの紀州材達です
ここから加工が終わると上棟に向けて
現場に旅立ちます
そのあと
無垢の板を加工してくれている
銘木屋さんから電話があり
いったん削ったので見に来てほしいと
連絡があったので
見に行ってきました
東岸和田の現場で カウンターや棚板に
使うラワン材になります
4000x450x40の寸法の一枚板のラワン材です
2枚あるので
カウンターや棚板に取り回しして
使おうと思います
昔ではよく使ったラワン材ですが
すっかりなくなってしまい
いまみると逆に新鮮に見えたりします
杉も良いですが
無垢材もいろんな種類があり
色合いや杢の表情が樹種によって違います
もう一枚の板は削るまで材種がわからなかった
ですが 銘木屋さんと私の見た感じ
アガチスという材で 一致しました
出来るだけ長木で使いたいと考えています
現在様々な新建材が出ていて
フローリングや額縁 ドア枠 ドア
シートを貼ったものが出回っています
今の施主様はこの新建材が
無垢だと感じている人もいます
印刷技術が発達して
フローリングの表面材も良くできていることは
確かですが
無垢本来の良さという点では
全然違います
値段はもちろん新建材の方が安いですが
無垢の良さを分かってくれる人たちも
たくさんいます
無垢材を使い
木の家を建てる
材種や色合いも印刷ものではないので
ひとつひとつ人間と同じで
同じものはありません
その表情を家に活かして
建てる 簡単な事ではないですが
知識や 匠の技もいりますが
それをすることが
私たち和秋建設の 使命だと思っています
集成材を使い 新建材に囲まれた家を否定は
しませんが
自分が建てるのであれば
どちらを選ぶかは
答えは決まっています
木が好きな事だけは
誰にも負けたくないですし
知識を蓄えるための勉強は
惜しむつもりはありません
無垢はやっぱり良いなと
本日いろんな木材を見て
思った前田でした
本日東岸和田の家2階ホール
天井に赤身の杉材を張りました。
源平とは違った表情が見えました
昭和39年5月29日生まれ
一級建築士
一級施工管理技士
宅地建物取引士
和歌山県和歌山市生まれ
地産地消の考えのもと全国に誇れる資源の紀州材を環境に優しい自然乾燥で大工さんの手刻みにこだわり、家の中の空気がおいしいなと思える家づくりを行っています。