ブログ

捨てコンクリート

和歌山や南大阪で地産地消の家、

大工さんの手刻みで建てる木の家、

設備に頼らない、建築でできることを

考えて、信念をもって家づくりを

おこなっている、和秋建設の前田です。

 

まだまだ暑い一日の和歌山です。

外は見事に快晴です。天気が良いのは

現場的にはありがたいことですが、

これほど暑い日が続くと

雨が降ってほしいとも正直思います。

 

雨不足で野菜や米などの農作物にも

悪影響が出てきている

ニュースも流れていたので、

ほどほどの天気、ほどほどの雨が

一番良いのだと感じています。

 

個人的に盛り上がっている

バスケットボール・ワールドカップ。

歴史的一勝をヨーロッパのフィンランドから

あげた日本代表。

本日2次ラウンド進出に向けて

世界ランク3位のオーストラリアと対戦します。

 

普通に戦うと20試合中、1回勝てたら良いくらいの

感じだと思いますが、

先日から日本代表、勢いに乗っているので

何とか今日もいい勝負をして、

負けてもアジア勢1位で次回のオリンピックの

出場権をなんとか射止めてほしいと願っています。

本日20時10分から

テレビの前でかぶりついて応援したいと思っています。

 

ただいま和歌山県有田市で着工している

カフェの新築工事。

上部ベース部分の捨てコンクリートを

打設しました。

外周回りの捨てコンクリート打設後、

ベース部分の捨てコンクリートを打設します。

季節の良い時は一回で打設したりしますが、

今の暑い時期、均一したり

施工精度を保つ為、2回に分けて

打つことが多いです。

 

この時期は外周回りだけ

打って土間部は捨てコンクリート無しで

防湿シートのままで鉄筋を組んでいる

場合も多いですが、

施工精度を高める為と

コンクリートの被りの確保のために

和秋建設では全面に捨てコンクリート

施工をするようにしています。

 

コストダウンの為に外周だけしか

打たない施工は、技術屋の私としては

あまり関心出来る事ではないと感じています。

 

なんで捨てコンクリートと

呼ぶのですか?と質問されました。

 

よく考えると捨てるようなコンクリートを

施工するイメージを言葉から感じたみたいで

私自身も、ずっと技術屋でやってきて、

当たり前のように長年捨てコンと言ってたので

捨てるようなイメージを持ったことは

無かったのですが・・・

 

そんな質問をされたので

インターネットで調べてみると

砕石基礎や地山など凹凸がある面にコンクリートを打設する際、

型枠が設置しやすいよう凹凸面を平らにする厚さ数センチ程度の薄いコンクリート

のこと。

凹凸面を均す、の意味からこう呼ばれている。

また均しコンは、型枠設置など作業性をよくすることが目的であり、

均しコン自体に構造上の強度を求めていないことから、

捨ててもいいコンクリート、捨てコンとも呼ばれる。

図面上は均しコンクリートと表記するのが一般的であり、

捨てコンは俗称と言ってよい。

と書いてありました。

あくまでも捨てコンは俗称です。

当たり前に使っていた言葉ですが

一般の人にはわかりにくい言葉だと

気づきました。

 

普段、私たちが一般的に使う建築用語。

相手も解っている前提で喋ってしまうことも

あります。

業界では当たり前の言葉ですが

わかりにくい言葉も沢山

あるのかなと改めて感じた

前田でした。

 

 

 

 

 

代表取締役 前田 純
株式会社和秋建設前田 純(まえだ ひとし)

昭和39年5月29日生まれ

一級建築士
一級施工管理技士
宅地建物取引士

和歌山県和歌山市生まれ

地産地消の考えのもと全国に誇れる資源の紀州材を環境に優しい自然乾燥で大工さんの手刻みにこだわり、家の中の空気がおいしいなと思える家づくりを行っています。

最近のブログ記事

神前の家 棟上げに向けて
神前の家 棟上げに向けて
先進的窓リノベ
先進的窓リノベ
景気はいいのですか?
景気はいいのですか?
御施主様の気持ち
御施主様の気持ち
社長の平均年齢で思う事
社長の平均年齢で思う事