ブログ

手仕事の職人さん

和歌山や南大阪で地産地消の家、

大工さんの手刻みで建てる木の家、

設備に頼らない、建築でできることを

考えて、信念をもって家づくりを

おこなっている、和秋建設の前田です。

 

昨日、左官工事をいつもお願いしている

辻本さんと一緒にご飯を食べに行きました。

 

まだ30代の左官の職人さんです。

今後、新築が減るであろうと予測されている中で

やはり最近新築の見積が減ってきていると

言ってました。

 

建築業の職人さんの高齢化が進んでいます。

職人さん全員60歳以上という業種も見受けられます。

 

今後10年、20年先にどれだけの

職人さんが引退していくのか

想像するだけでかなりの人が

いなくなると感じています。

 

大工さんも減ってきている業種になります。

最新の2020年職業分類「大工」の人口は29万7900人だったのが、

前回調査の2015年の35万3980人から15.8%減少していた。

10年の調査結果である40万2120人と比べると25.9%減。

10万4220人減ったことになる。

10年の間で4人に1人仕事を辞めた事になります。

 

職人さんの数が少なくなっていくのと

並行して、現場の作業が簡素化できる工法や

家自体がどんどん工業製品化されていくように

感じています。

 

でもその中でも人間の手仕事で

成り立っているのが

建設業です。

 

価格高騰の影響で実際仕事がなくてやめる方も

たくさんいるのではないのかなとも

思います。

 

和秋建設の大工、棟梁の乾棟梁

左官業者の辻本さん

共に30代のばりばりの職人さんです。

 

いつも良い仕事をしてくれます。

良い仕事をする機会をたくさん作り

後世に残せるような

仕組みになればいいなと思っています。

また本人たちもそんな仕事をしたいと

言ってくれてます。

 

手仕事、大工さんで言えば

加工場で墨をつけて

手刻みで家を建てる

そんなことができる大工さんもめっきり

減ってきています。

(看板板を確認しながら墨をつける乾棟梁です)

 

左官工事も、最近は全体的に減ってきて

新築工事で外部の巾木だけ塗る現場も

多いみたいです。

(LDKの壁・天井を珪藻土で仕上げる辻本さんです。)

 

手間暇はかかりますが

左官工事も内部を塗ったり

手間のかかる仕事は仕上がりを見ると

味わい深くやっぱり良いものです。

 

これからも仕事を確保して

手仕事の技を活かせるように

そしてこの先も、その技を残せていけるようにと

職人さんが減ってきた時代に

30代の職人さんに勇気づけられた

前田でした。

 

 

代表取締役 前田 純
株式会社和秋建設前田 純(まえだ ひとし)

昭和39年5月29日生まれ

一級建築士
一級施工管理技士
宅地建物取引士

和歌山県和歌山市生まれ

地産地消の考えのもと全国に誇れる資源の紀州材を環境に優しい自然乾燥で大工さんの手刻みにこだわり、家の中の空気がおいしいなと思える家づくりを行っています。

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