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自然乾燥の紀州材を使う意味

和歌山や南大阪で地産地消の家、

大工さんの手刻みで建てる木の家、

設備に頼らない、建築でできることを

考えて、信念をもって家づくりを

おこなっている、和秋建設の前田です。

 

統一地方選挙後半戦の和歌山市議会議員選挙が

4月の16日に告示されました

定数38に45人が立候補しています

本日も会社の前を何台も選挙カーが行き来しています

今週末の日曜日が投票なので

今週いっぱい選挙ムードが漂っている

和歌山市です。

 

さて本日のお話は、自然乾燥材の紀州材を使う意味の

お話です。

 

和秋建設では自社施工する場合はかならず

和歌山の地元で育った紀州材を使って

家を建てさせていただいています

 

設計事務所の案件の場合設計者の思想が

ありますので 設計者の図面通りにさせてもらいますが

 

自社でやる場合は 私自身20年くらい前から

山で木材を切る 切り旬を考えて

自然乾燥された紀州材を

那智勝浦の製材所さんからずっと納品してもらい

大工さんの手刻みで家でづくりを

行っています

 

全国的に見ても紀州材の木材は強度的にも

強く 構造材としては日本でも有数の木材だと

私自身考えています。

実際和歌山県の林業試験場のデーターでも

証明されています。

 

同じ気候風土で育った木材を

同じ地域で使うことは

環境的にも、また地域経済の活性化に

つながることだと信じています。

 

自然乾燥材を使う他の要因は

化石燃料を使い 人工乾燥することが

今の地球温暖化の問題を考えると

切り旬も関係なしに年がら年中伐採して

月に何百万も化石燃料を使って

乾燥させる木材を流通させることが

本当に地域の為になっているのか

環境的にもどうなのかと思っている

思いから私は自然乾燥材を使っています。

 

自然乾燥材の木材は表面に割れが入ります

人工乾燥材の木材は表面に割れが入るのではなく

内部割れが入ります

 

手刻みをする場合 仕口や継手を加工するときに

内部割れはできるだけ避けるために

使用していません。

 

これだけ地球環境が叫ばれる中で

大量の化石燃料を使って乾燥させ

CO2を排出する(まき散らす)ことが

良いことなのか問いかける

人がいてもいいのではという

思いで

 

環境に優しく 地域の資源を使い

地域の人たちで循環させる

家づくりを

後世にも残せるように

するのが私の使命だとも思っています

 

1人ですることとは大した

影響はないのですが

その輪が広がればと

思いながら今日も仕事に励む前田です。

 

 

 

 

 

 

 

 

代表取締役 前田 純
株式会社和秋建設前田 純(まえだ ひとし)

昭和39年5月29日生まれ

一級建築士
一級施工管理技士
宅地建物取引士

和歌山県和歌山市生まれ

地産地消の考えのもと全国に誇れる資源の紀州材を環境に優しい自然乾燥で大工さんの手刻みにこだわり、家の中の空気がおいしいなと思える家づくりを行っています。

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