布施屋の家上棟も無事終わり 大工さんは外壁の面材や
金物つけに頑張ってくれています。
本日 中間検査も無事問題なく終わりました。
週明け月曜日には 瑕疵担保の金物の検査と紀州材の補助金の検査も
行う予定でいます。
さて今回 建てている家の特徴の一つとして 屋根に使われている断熱があります
一般的には グラスウールやロックウールなどの鉱物繊維からつくられた断熱材や
プラスチック系断熱材などありますが、今回使っている木の繊維の断熱材は原材料が
その名の通り木材からつくられている断熱材です。
(北海道のトドマツ・カラマツなどの針葉樹のチップをプレート状に成型した、環境保全・環境負荷軽減・地球温暖化防止の観点に立った、地球に優しい断熱材です。ドイツ発祥の木質繊維
断熱材は、環境欧州では広く用いられています。
原材料が木ですから、断熱性能に加え、蓄熱性能・調湿性能を持ち、日本の気候風土にぴったりの自然素材と言えます。
熱伝導率の数値などは 高性能グラウウールと同じくらいですが
熱容量の性能差が大きく違うので 熱容量が大きい断熱材ほど蓄熱性があり
熱の移動を遅くすることができます。
昔の茅葺の家は冬暖かく 夏涼しいのもこれと同じ理由だからなのです。
今回は密度60kg/㎥で120mmの厚みを2重に敷き詰めています
YKKのAPW330のサッシと相まって、来る冬と来年の夏にこの家の快適さが
体感できると思っています。
2階から見上げたところです 全面に240mm敷き詰めています
その上に24mmの合板で耐力をとって 120mmの垂木が通気層
になり棟換気で熱が排出されます。
棟上げ当日敷きこみます。
昭和39年5月29日生まれ
一級建築士
一級施工管理技士
宅地建物取引士
和歌山県和歌山市生まれ
地産地消の考えのもと全国に誇れる資源の紀州材を環境に優しい自然乾燥で大工さんの手刻みにこだわり、家の中の空気がおいしいなと思える家づくりを行っています。