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紀州材の良さ

和歌山や南大阪で地産地消の家、

地元の自然乾燥された紀州材を

大工さんの手刻みで建てる木の家、

設備に頼らない、建築でできることを

考えて、安心、安全な家を信念をもって

おこなっている、和秋建設の前田です。

 

梅雨に入り 雨マークが並んでいます

本日も朝から晴れてはいますが

昼前から雨の予報になっています

 

本日のお話は

和秋建設が大事に想っている紀州材の話です

 

木造住宅を建てる時には大量の木材が必要になってきます

1 集成材

2 外国産の木材

3 国産の木材

4 地場の地域材(国産)

一般的に概ねこの4パターンのどれかを

使っていると私は考えます

 

日本各地にはいろいろな木材の産地があります

  • 北海道:
    広葉樹の多様性が豊富で、蝦夷松(エゾマツ)やトドマツなどが採れます。
  • 東北地方:
    青森ヒバは殺菌や防虫に効果があり、秋田杉は美しい木目が特徴です。
  • 中部地方:
    木曽ヒノキは古くから重要な建築物に使われてきた良質な材で、尾鷲ヒノキは日本一のヒノキの産地です。
  • 近畿地方:
    吉野杉は樹齢の長い大木が特徴で、吉野桧は吉野杉に劣らず優れた材として知られています。

    また静岡県浜松市の天竜区で生まれる天竜材や

大分県の日田杉も有名です.

日本全国でも地元の木を使い 地域で頑張っている

工務店もたくさんあります

わが和歌山県にも 全国にほこれる地域資源の

紀州材が存在します。

構造材で使うのであれば日本一だと

私自身思っているくらい 強度の高い木材になります

 

和歌山県の紀州材の特性は

  1色合いが良く、艶がでる

  2目合いが良く、素直な木で狂いが少ない

  3強度・耐久性に優れている

特に強度に関しては

和歌山県林業試験場にて試験研究を行い、紀州材の優れた強度を証明しています

【材料の変形のしにくさを表す数のことをヤング係数といいます。】

紀州材のヒノキの曲げヤング係数の分布は、全体の91.5%がE110以上となっています。

また、紀州材のスギの曲げヤング係数の分布は、全体の71.6%がE90以上となっています。

さらに、ヤング係数に対する圧縮、引っ張り、曲げ、せん断といった強度値をみても、

全国の基準値を上回っており、紀州材は素晴らしい強度を有しているといえます。

というデータも試験で証明されています

こんな素晴らしい地域資源がある和歌山

同じ気候風土で育った木材を使い家を建てる

昔では当たり前だったことが

衰退していることは事実です

悪いものであれば使おうとは思いませんが

誇れる紀州材を使うことが地産地消 また地域資源を使うことで

地域の経済を循環させることができるのだと

考えている前田なのでした。

 

 

 

 

 

代表取締役 前田 純
株式会社和秋建設前田 純(まえだ ひとし)

昭和39年5月29日生まれ

一級建築士
一級施工管理技士
宅地建物取引士

和歌山県和歌山市生まれ

地産地消の考えのもと全国に誇れる資源の紀州材を環境に優しい自然乾燥で大工さんの手刻みにこだわり、家の中の空気がおいしいなと思える家づくりを行っています。

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