和歌山や南大阪で地産地消の家、
大工さんの手刻みで建てる木の家、
設備に頼らない、建築でできることを
考えて、信念をもって家づくりを
おこなっている、和秋建設の前田です。
いつもチェックしている 建築系の新聞社の
社長の三浦さんのフェイスブックに
新築の着工件数が掲載されていました
持家の着工減が止まらない。
2月は前年同月比11.2%減の16307戸で27か月連続の減少。
県別に見ると和歌山が前年同月比△39.5%、
長崎が同△32.1%など大幅減もと書いてありました
2月は新築の着工が和歌山県全体で130件しかありません
サッシメーカーや建材の問屋さん
ハウスメーカーの知り合いなどに話は聞いて仕事が減っているとは
聞いていましたが こんなところで和歌山がナンバー1になるなんて
地方都市の凋落ぶりがこの数字を見て私自身も感じています。
△39.5%という数字 結構インパクトがあります。
今後も新築の着工件数は減って行くと予想されますが
0になるのであれば 手の打ちようもないのですが
やはりこれからは 他ではできない家造り
少し高くても 本物志向の家の 需要はそんなに減らないのでは
と感じています。
地元の自然乾燥された紀州材を使い
大工さんの手刻みのこだわる
耐震等級3 断熱等級6 基礎断熱 床下エアコン
ダクトレスの一種換気 自然室温で暮らせるアイテムの
びおソーラーを設置するなど
基本性能を高めながら 地産地消に貢献して快適に暮らせる
コンパクトな家
特にこれからは 合理化で 手刻み出来る大工さんも減ってきます
造作家具や左官仕事もよく採用するので
他ではできない家づくりの提案が和秋建設では可能になります
自社で手刻み場まで用意していますが
ある種同業者には 絶滅危惧種だと言われることも
多々あります まだそんなことしているのかなど
良いものだからこそしているだけですが
他ではできないことにチャレンジしていく事が
着工件数減少に対抗する武器ではないかと感じています
どこでもできるのは差別化にはつながりません
既製品を使ってプレカットするのであれば
差別のつきようもありません
また本日から海南の家の床の施工も始まっています。
幅165mm 長さ4000mm 厚み30mmの自然乾燥された
紀州材の床板です。 上小無地で注文しているので
現場で大工さんが仕分けして
玄関からLDKにかけて無地になるように
してくれています
いったん養生するので見えなくなりますが
一般の複合フローリングと比べると
確かに傷などはつきやすいですが
足の裏に伝わる 柔らかい感覚と冷たくない床
値段も複合フローリングよりは割高になりますが
ご飯を食べに行く時 ファミリーレストランやチェーン店より
個人がやっているこだわりの和食屋さんなどの方が
美味しい場合があるのと一緒で
頑固おやじが だしをとり手間暇かけて
作ったものは 食べる人の舌をうならせます。
今後は家も 同じように本物志向の人が
これだけ建築費が高くなってしまった時代に
逆に増えてくるのかなとも思っています。
そんな中でも依頼される地場の工務店になることが
今の自分にできる事なのかなと大変ですが
記事を見て思った頑固おやじの前田なのでした。
昭和39年5月29日生まれ
一級建築士
一級施工管理技士
宅地建物取引士
和歌山県和歌山市生まれ
地産地消の考えのもと全国に誇れる資源の紀州材を環境に優しい自然乾燥で大工さんの手刻みにこだわり、家の中の空気がおいしいなと思える家づくりを行っています。