和歌山や南大阪で地産地消の家、
大工さんの手刻みで建てる木の家、
設備に頼らない、建築でできることを
考えて、信念をもって家づくりを
おこなっている、和秋建設の前田です。
本日は 比較的和歌山は暖かい天気になっています
穏やかに仕事をしながらブログを書いています
1月1日に能登半島地震がおき
日本のどこかで小さい地震が起きている中で
本日関東で 特に東京23区で震度4の地震が
起こったみたいです
日本のどこでいても 地震のリスクは
あるのだと感じています。
耐震性の高い建物の提案が今後も大切だと
感じています
今日の話は手仕事の良さの話になります
和秋建設では職人さん達の手仕事で成り立っています
構造材は自然乾燥された紀州材を使い
自社の加工場で
大工さんの手刻みにこだわっています。
また外部の仕上げも
窯業系のサイディング
(セメント質原料、繊維質原料、および混和材からなる混合原料を成型、
養生硬化し、防火性能に優れ、強くてしなやかな板状の外壁材です。)
も使う事もありますが
この頃は左官仕上げのモルタルかき落としを提案しています
昨日岬町の家の外壁が仕上がりました。
(「モルタルかき落とし」は左官仕上げの技法で、
コテ仕上げしたモルタルが完全硬化する前にワイヤーブラシなどで表面を削って仕上げる化粧方法です。
大正時代にドイツから輸入された商品名「リシンプッツ」の仕上げ工法の一つで
「リシンかき落とし」とも呼ばれています。)
せっかく塗ったモルタルをワイヤーブラシなどで削る
よく考えると手間と暇のかかる贅沢な仕上げになります。
下に落ちているのはワイヤーブラシなどで削ったモルタルになります
清掃するのも手間がかかりますが
風合いのよい 木の家にマッチした外観に仕上がります
コーナー部も少しR面を取り
少し優しいタッチに仕上がりました
足場を外すのが楽しみです
内部の階段のも大工さんが現場で
加工しながら作ってくれいます
階段の踏み板はJパネルの36mmを使っていますが
ササラ桁 格子などは構造材と同じ地元和歌山の
紀州材を使って階段を製作しています。
今の階段もほとんどがプレカットで
作る場合が多いですが
和秋建設では構造材と同じで
階段もプレカットをすることはないです
することはないというより
大工さんの手仕事でないとできない
階段ばかり作っていることになります。
階段の格子を一つずつ取り付けて
くれている乾棟梁です。
いつも難しいことばかりお願いしていますが
大工仕事のすばらしさを見せてくれています
手間暇かける手仕事の良さも
私たちの家造りの真骨頂です。
左官の仕上げ 木製建具の製作
大工さんの手仕事など
こだわった家は
味わいがあると感じています
家造りがすべて合理化される流れの中で
昔ながらの 手仕事の良さをもっと
わかってもらえる努力をやっていかないと
考えながら 仕事を進めている
前田なのでした。
昭和39年5月29日生まれ
一級建築士
一級施工管理技士
宅地建物取引士
和歌山県和歌山市生まれ
地産地消の考えのもと全国に誇れる資源の紀州材を環境に優しい自然乾燥で大工さんの手刻みにこだわり、家の中の空気がおいしいなと思える家づくりを行っています。