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今までとは違う建設業界

和歌山や南大阪で地産地消の家、

大工さんの手刻みで建てる木の家、

設備に頼らない、建築でできることを

考えて、信念をもって家づくりを

おこなっている、和秋建設の前田です。

 

長かったコロナ禍が過ぎて日常の生活への

制限はなくなりました。

経済活動も日常に戻りましたが

今も一部の飲食業など厳しい状態が

続いているのと同じように、

何度もお伝えしてますが建設業も厳しい状態が続いています。

 

倒産だけで見ると、

負債1000万円以上の法的整理による建設事業者の倒産は、

2023年8月31日までに1082件に達した。

2022年通年の倒産件数1204件に迫る勢い。

8月までの累計で1000件を突破したのは2017年以来のことで、

このペースで推移すれば、年内の建設業の倒産は、

1600件を超える見込み。過去5年で最多となることが確実となっている。

というデーターもあると書かれていました。

 

材料価格の高騰、ウッドショック、人手不足、

様々な厳しい要因が建設業界に渦巻いている昨今です。

 

建設費の高騰で家の価格もかなり高くなってきているのは

事実です。お客さんから聞いた話で、

大手ハウスメーカーの中でも、

高価格帯のメーカーさんなどは、

坪単価120万~150万くらいすると聞きました。

 

例えば、30坪の家で約4000万。

恐ろしく価格が上がっています。

金融機関でお金を借りたとしても、

毎月のローン返済など考えると建てるのは

なかなか厳しいだろうなと感じます。

 

 

こんな時代なので、金融機関の住宅ローンの申し込みも

現状減ってきていると聞いています。

プレカット工場も新築は減少傾向に向かっていると聞いています。

 

新築の着工件数が減って色々な問題で

厳しくなっていく建設業界ですが、

日々、仕事をしている中で

会社にいろんな郵便物が届きます。

 

今までは、「フランチャイズに入りませんか?」

などの内容のものが多かったですが、

最近来た郵便物の中には、

「集客できるので、住宅展示場に出店しませんか?」

絶対しませんが。

「住宅会社から建設業者に新築やリフォームを紹介してください。」

など少し前まではあまり見ることのないDMが送られて来るように

なったのを見ているとやっぱり建設業界は

まだまだ厳しい時代が長く続くのだろうなあと

見て感じている前田でした。

 

 

 

 

 

 

 

代表取締役 前田 純
株式会社和秋建設前田 純(まえだ ひとし)

昭和39年5月29日生まれ

一級建築士
一級施工管理技士
宅地建物取引士

和歌山県和歌山市生まれ

地産地消の考えのもと全国に誇れる資源の紀州材を環境に優しい自然乾燥で大工さんの手刻みにこだわり、家の中の空気がおいしいなと思える家づくりを行っています。

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