和歌山や南大阪で地産地消の家、
大工さんの手刻みで建てる木の家、
設備に頼らない、建築でできることを
考えて、信念をもって家づくりを
おこなっている、和秋建設の前田です。
盆休みに入りました
会社に出てきて
電話もならない
まったりとした時間の中で
色んなことを考えています
台風7号の進路も気になります
まだまだ予報円も大きいので
東海地方から近畿地方のどこかに
上陸するのだろうと考えています
お盆の帰省も重なりますので
交通公共機関のダイヤの乱れや
運休などで移動できない人達も
多く出るのではないかと心配します
お盆休みですが
現場の担当者が一人
家具の取付の為に仕事に出てきてくれていたので
私も現場に顔を出して
家具屋さんに休みやのに
仕事に出てくれてありがとうとねぎらいの
言葉をかけさせて頂きました
店舗のカウンターとバック棚を設置してくれています
盆明けから最後の追い込みに入り
月末完成を目指します。
これほど暑くなると 新築の断熱のことで
いろいろ考えることが多くなりました
熱伝導率の低い材料を使えば
数値だけのことを考えれば
正しいことになりますが
性能に表せないこともいろいろあります
今は屋根断熱の場合 高性能グラスウールの24Kを
240mm入れていますが
前までは木の繊維の断熱材を使って240mm
入れていました
そのメーカーがなくなってしまったので
致し方なくグラスウールに変更していますが
密度が50Kあったので
性能の数値はグラスウールの方が高いのですが
夏の暑さ対策という点では
数字で推し量れないほど
木の繊維の断熱材の
夏の2階に上がった時の涼しさは
体感した人でしかわからない
と言えるほど違うなと
感じたことを
思い出します
断熱の等級も最高が4だったものが
5,6,7というカテゴリーができ
断熱等級5が義務化されるようになります
等級7が一番いいのはわかりますが
気密の数値 換気方法 数値だけでは
なく 中に住む人たちの体感を大切にしないと
いけないと思っています
高性能な数値の家もいいですが
家の中の空気感は個人的には
あまり好きになりません。
よく使う太陽熱を利用したびおソーラーも
クーラーなどの設備とは違うので
性能の数値では表せない
住む人を包み込むような
冬場の暖かさがあります。
性能だけに踊らされることなく
町の工務店として
建築でできること
和歌山では これぐらいという
指針を出すべく
勉強して 形にしていく事が
今の私の大切な仕事だと
思っています
盆の間も勉強しようと
思っている前田です。

昭和39年5月29日生まれ
一級建築士
一級施工管理技士
宅地建物取引士
和歌山県和歌山市生まれ
地産地消の考えのもと全国に誇れる資源の紀州材を環境に優しい自然乾燥で大工さんの手刻みにこだわり、家の中の空気がおいしいなと思える家づくりを行っています。