和歌山や南大阪で地産地消の家、
大工さんの手刻みで建てる木の家、
設備に頼らない、建築でできることを
考えて、信念をもって家づくりを
おこなっている、和秋建設の前田です。
本日の和歌山は猛暑が続いています
天気予報も週間天気予報を見ても
晴マークが並んでいます
本日の話は同じ杉なのにという
話になります
和秋建設では 内装材に地元和歌山の
紀州材の杉をよく使います
額縁 ドア枠 床板など
自然乾燥された杉で 仕上げることが
多いです
しかし同じ杉でも
木材には等級というものが
あります
無節 節が1個も無い無地の木です
上小節 無節の次に高級とされるのが
上小節とよばれる小さな生節です
直径6mmくらいまでの小さな
生節が入ります
小節 小節とよばれる直径20mmくらいまでの
節が入る等級です
節あり 節あり一等材とよばれる等級です
木材の等級を決める際の基本となる内容です
これをベースにとしたうえで部材によって
等級の付け方や表記方法はそれぞれ異なります。
値段は節のない無節が高く
一等材が一番安くなります
LDKに杉の床板30mmを施工した例です
クローゼットの床に杉の30mmを施工した例です
使う場所 によって 等級も変えたりしています
一番良くやる方法は 小節程度で頼んで
場所によって選別して貼り分ける方法です
無地であればすべて無地になりますが
小節程度で注文すると
小節以上の材が入ってくるので
無地も混ざって入ってきます。
製材業者さんとの信頼関係があるから
出来る方法ですが
また節だけではなく色合いによっての
種類があります
赤身 白身
源平(赤身と白身が混じっている)
色合いで話すると
値段的にリーズナブルなものは
源平です
少し困る注文は
赤みで節があってもいいのだが
全て生き節にしてください
との依頼を受けると
用意できないこともあります
節であれば基準がありますが
少しでも赤身勝ちにしてください
と言われた時
人それぞれ赤身勝ちの基準が
変わってきます
見てもらい 確認して
この程度くらいでと
話をして用意するようにしています
同じ杉ですが 節の程度 色合いの程度に
よって値段が大きく変わってしまいます
同じ木材なのに・・・
コストとバランスで
コスパを高める
努力も
工務店にしかできない
仕事だと思いながら
提案する 前田でした