和歌山や南大阪で地産地消の家、
大工さんの手刻みで建てる木の家、
設備に頼らない、建築でできることを
考えて、信念をもって家づくりを
おこなっている、和秋建設の前田です。
本日1月に引き渡した
施主様が引っ越しして
生活を始めたとの連絡が
少し前にあったので
本日 挨拶に行ってきました
(引っ越しも完了して新しい生活を始めてくれています)
4年前に新築を建てて
1カ月もたたないうちに
シックハウス症候群になってしまい
新築の家を出て
別の古い借家で
生活するのを余儀なくされ
新築を解体して建て替えた
施主様です。
こんなに自分の自宅で寝れるのが
うれしいことだとつくづくありがたいと
思っていると言ってもらえたのは
打ち合わせをしながら
できるだけ建材や家具などに使用されている化学物質
(揮発性有機化合物(きはつせいゆうきかごうぶつ
VOC Volatile Organic Compounds)が主要因とされ、
目や鼻の痛み、頭痛・めまい・吐き気といった症状があらわれるので
できるだけ科学物質が使われていない
材料 などを吟味して
建てさせてもらった現場になります。
(内装材や内装建具も 無垢材を使って
壁は漆喰で仕上げて
できるだけ接着剤を使わない方法を取りました)
測定して国の基準の1/10くらいの数値に
なっていたので
たぶん大丈夫だと言ってくれていたのですが
実際24時間住んでもらった結果は聞いていなかったので
本日大丈夫と言ってもらったのは
建築させていただいたやりがい以上の
やってよかったという気持ちと安堵感を
感じました。
前田さんが思っている以上に
私みたいにシックハウスで
困っている人は
多くいるとの言葉も改めて
聞かされました。
どこまで数値を抑えればいいのかも
人によって違ってくるのも厄介な問題です。
しかし国の基準があるからと言っても
一定数はその基準内でも
発症する恐れもあるのも
事実になります。
そんな難問にも建築でこたえられるように
打ち合わせの時に この話もさせて
もらって過敏な人には
少しでも手をうてるようにして
建てて住めなくなるような
事案は起こしたら駄目だと
思う前田でした。

昭和39年5月29日生まれ
一級建築士
一級施工管理技士
宅地建物取引士
和歌山県和歌山市生まれ
地産地消の考えのもと全国に誇れる資源の紀州材を環境に優しい自然乾燥で大工さんの手刻みにこだわり、家の中の空気がおいしいなと思える家づくりを行っています。