和歌山や南大阪で地産地消の家、
大工さんの手刻みで建てる木の家、
設備に頼らない、建築でできることを
考えて、信念をもって家づくりを
おこなっている、和秋建設の前田です。
和歌山市岩出で施工中も現場ですが
施主様が悩んで決めかねていると
相談がありました。
それはキッチンの通路幅です
I型キッチンのカウンターの奥行きは65㎝、
背面の食器棚は45㎝が一般的な寸法です。一方で、
一般的な冷蔵庫の奥行は約70cmとされています。
それに加え、冷蔵庫背面は放熱スペースを
確保しなくてはいけないため、
壁から離して設置しなくてはいけません。
そのため、キッチンカウンターと食器棚の
奥行きだけで通路幅を決めてしまうと、
冷蔵庫が飛び出してしまいます。その結果、
冷蔵庫のある部分だけ狭くなり、
使いにくいキッチンになってしまいます
背面の食器棚も65センチのタイプもあります
また造作家具で作る場合もありますが
食器棚の奥行きを取り 通路幅もひろくとり
アイランド型の奥行きのあるキッチンを
設置する場合 リビング方が圧迫される
という悩ましい問題も出できます。
ご夫婦2人で料理する場合
広めにして110センチくらいとれば
良いと思います
私の家も110センチで
狭くもなく広くもなく
それ以上とると食器棚までの
距離が遠くなり
振り向いて収納するときに
もう一歩踏み出さないと
届きません
1人で使うのなら80センチ~90センチ
でもいいと思いますが
人それぞれ感覚の問題で
それでも狭く感じる人も
います。
施主様の使いかたを優先して
キッチンのショールームなどで
シュミレーションして確認
するようにしています。
狭い方が背面収納に手が届きやすいから、
とりあえず広くしておけば問題ないと安易に考えず、
キッチンをよく使う人や人数などを考慮して
体感したうえで
決めるのが大切だと思います。
台所にあまりたたない私が言っても
説得力がないなと思う前田ですが。

昭和39年5月29日生まれ
一級建築士
一級施工管理技士
宅地建物取引士
和歌山県和歌山市生まれ
地産地消の考えのもと全国に誇れる資源の紀州材を環境に優しい自然乾燥で大工さんの手刻みにこだわり、家の中の空気がおいしいなと思える家づくりを行っています。