ブログ

立場が違えば

和歌山や南大阪で地産地消の家、

大工さんの手刻みで建てる木の家、

設備に頼らない、建築でできることを

考えて、信念をもって家づくりを

おこなっている、和秋建設の前田です。

 

今日は、数日前に友人と会った時の話です。

私の友人は和歌山で米屋さんの商売をしています。

最近お店の方は、どう?と聞いたときに、

この間夜に腹が立って、なかなか寝れなかったと言う事で

大阪府の吉村知事の話が出てきました。

 

TVのニュースでも、流れていましたが

大阪府では物価高騰の状況を踏まえ、18歳以下の子供全員に

10キロのお米を現物支給しますとの内容でした。

 

私自身そのニュースを見た時に、

約140万人の子供に支給するとの事だったので

良い話だと思いながら見ていましたが、

 

友人によると売り上げの半分位が

大阪府と言う事で、お米券であればまだしも

現物支給になると、

支給される米が消費されるまで

一般に出回る米が売れなくなり

死活問題だと言い、

和歌山県でもそんな話が出てきたら

考えるだけで恐ろしいと言ってました。

 

 

ふと良い話だと思った自分でしたが、

こんなに立場が違えば

とらえ方も違い、商売上の話が絡んでくる分

複雑になってくるのだと

考えさせられました。

 

友人が米屋さんであることはわかってる中、

その時相手の気持ちも考えないで

米の現物支給の話が良いと思うと言った自分が

少し申し訳なく感じました。

 

建築の仕事で考えると、建築する側、施主側も

施工する職人さんも立場が違います。

 

こちら側は、少しでも良いものをつくって

引き渡すことが使命ではありますが、

 

施主様の視点から見ると、ちょっとしたこだわりや

想いでボタンの掛け違いが起きることもあります。

 

施主様の立場で話を聞き、相手の立場になって

考える事をその友人に教えてもらった気がした

前田だったです。

 

代表取締役 前田 純
株式会社和秋建設前田 純(まえだ ひとし)

昭和39年5月29日生まれ

一級建築士
一級施工管理技士
宅地建物取引士

和歌山県和歌山市生まれ

地産地消の考えのもと全国に誇れる資源の紀州材を環境に優しい自然乾燥で大工さんの手刻みにこだわり、家の中の空気がおいしいなと思える家づくりを行っています。

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