梅雨に入って雨が続きます。粉河の古民家の改修工事の打ち合わせに行ってきました。
築年数は約100年くらいで終戦前後。今回改修予定の施主様のひいおじいさんが、
この建物にほれ込んで今の場所に移築してきたらしいです。
今後も自分たちまた息子さんたちと引き継いで、これからも100年住めるように
残せるものは残して改修してほしいという要望になっています。
2階の廊下から見える景色含め、かなり傷んでいる部分は有りますが何とか考えて住み継ぐお手伝いが出来たらと思います。
私自身も、何とか残してほしいと思う建物です。
今回は設計は、古民家改修などに特化してやられている大阪の今井健雄建築設計事務所の今井さんと共同で知恵を出し合いながらの仕事になります。
紀州熊野材の自然乾燥の材を使い、何とか生まれ変わるように頑張って進めていこうと思います
隣が母屋で改修するところは離れになります。
2階は2方向回廊廊下になっています。
縁側の手摺や天井の小舞天井が綺麗です。
小便器の床に置いてある汚垂れの焼き物渋いです。
いろいろ改修する現場を見ると昔の職人さんはすごいなと改めて思います。
時間を忘れて現場に見入ってしまいます。
昭和39年5月29日生まれ
一級建築士
一級施工管理技士
宅地建物取引士
和歌山県和歌山市生まれ
地産地消の考えのもと全国に誇れる資源の紀州材を環境に優しい自然乾燥で大工さんの手刻みにこだわり、家の中の空気がおいしいなと思える家づくりを行っています。