現在 見積もり中の案件が2件ありまして
見積もりに至るまでに 一緒に打ち合わせ等もさせていただき
家の間取りが決まるまでの 過程と流れを一緒に考え 感じてきて
今日この頃思うことが少し出てきました。
私も家を建てた15年前には 家族4人で家のプラン(間取り)を
一生懸命考えました。 私が小さい時に 男兄弟3人6帖の部屋で
過ごしていた経験があるので 子供の部屋は少しでも広い部屋にしてあげないと
思いながらプランした記憶があります。
時代の流れや価値観の変化で この頃は 小さくても 質の高い家
断熱性などを高めた高性能な家に住みたいとの要望が多くなってきたように
思います。 私の家を建てた時代に比べると 断熱材の基準も大幅に変わってきました
家全体が低温になることは 健康阻害に働くと考えられたりしています。
高性能の家 サッシや断熱材 使う材料 自然素材や地元の木材をつかったりもします
同じ2000万の家でも 40坪であれば 坪50万 30坪であれば 坪66.6万
どう考えても30坪の家の方が質が高い方に向かってくると思います。
家が大きいのは 確かに大は小を兼ねたりしますが
自分の経験では 子供が育ち 一人が就職して一人が大学生の今
嫁と話しすることは たまたま二人とも家から通ってくれているからいいものの
大学受験の時に 下宿する可能性があった時には 2人になったら今の家は45坪も
あるので大きすぎると話したこともありました。
LDKに隣接する畳を敷いた和室も 1日過ごすうえで 和室の部屋に入らない日もあるの
が事実で 本当に必要だったのかなど考えたりします。
断熱の性能もその当時は 頑張ったつもりですが
現在の基準 断熱等級4やZEH基準で考えると 大きなさがあるのは事実です。
その時は これでいいと思って進めたプランも時間の経過と共に大きく変化してきます
家族構成の変化も 子供が小さい時は先に家を離れることなんかは考えることもなく
(考えようもしなかった)ように記憶しています。
施主様の要望聞いたうえで 進めては行きますが
現在の施主様より 15年前に建てた 経験者として 間取りの考え方なども
時がたてば変わり 家族環境も必ず変わりますので。
私自身の経験も話をさせてもらって 少しでも参考になればいいかなと思っています。
昭和39年5月29日生まれ
一級建築士
一級施工管理技士
宅地建物取引士
和歌山県和歌山市生まれ
地産地消の考えのもと全国に誇れる資源の紀州材を環境に優しい自然乾燥で大工さんの手刻みにこだわり、家の中の空気がおいしいなと思える家づくりを行っています。