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自然乾燥材のエビデンスUPの為

和歌山や南大阪で地産地消の家、

大工さんの手刻みで建てる木の家、

設備に頼らない、建築でできることを

考えて、信念をもって家づくりを

おこなっている、和秋建設の前田です。

 

本日打ち合わせの為に 和歌山県那智勝浦町まで

行ってきました

片道約2時間半 日帰りの打ち合わせは

やはり少し疲れます

 

和秋建設では太陽熱を取り入れ出来る

びおソーラーを住宅につけることを推奨しています

 

また構造材には地元和歌山の紀州材の自然乾燥材を

手刻みで建てることにこだわりを持っています。

 

自然乾燥材と言っても昔のやり方で

天日干しをして乾燥させるやり方で

那智勝浦の紀州熊野木材さんには

品質面で気をつけてやってもらっていますが

やはり自然に乾燥するのは 人工乾燥するよりは

乾燥という事だけ考えると

エビデンスという点では劣ります

 

人工乾燥材を使わない理由は

自然乾燥は表面割れを起こしますが

人工乾燥は内部割れが起こります

手刻みするので複雑な仕口や継手をつくるうえで

内部割れしていると

いろいろ厄介な問題があるのと

 

人工乾燥するうえでたくさんの化石燃料を焚き

CO2を排出することも間違いない事実です

 

また人工乾燥の窯も高価なもので

大きい製材所でないと採用できなのも事実です

沢山の補助金が使われている場合が多いですが

 

そんな中 建築で使っているびおソーラーを

使って 木材の乾燥ができないものか

調べる中で

太陽熱を使った木材乾燥は

先例がありことがわかりました。

宮城県登米市登米町の
ToSMS(トスムス)」です。

 

私も宮城県まで視察に出かけ見てきたことも

あります。

太陽熱木材乾燥庫では、外気を太陽熱で温めて倉庫内に導入することによって、

外部よりも平衡含水率の低い環境をつくことができます。

 

化石燃料を使わないのでガソリン代もかかりません

7月の完成目指し 基礎工事も進んでいます

びおソーラーのパネルも20枚屋根に設置する予定です

紀州熊野木材の瀧岡さんとは長い付き合いで

今回自然乾燥材のエビデンスを少しでもUPしたいという心意気で

取り組んでくれています。

 

和歌山県の林業試験場とも一年位かけ乾燥の

共同研究をする予定で進んでいます。

良いものをさらに良くする取り組み

私も微力ながらこの取り組みを

施工させてもらう以上

力にならなくてはいけないと

感じながら帰って来た前田なのでした。

 

 

代表取締役 前田 純
株式会社和秋建設前田 純(まえだ ひとし)

昭和39年5月29日生まれ

一級建築士
一級施工管理技士
宅地建物取引士

和歌山県和歌山市生まれ

地産地消の考えのもと全国に誇れる資源の紀州材を環境に優しい自然乾燥で大工さんの手刻みにこだわり、家の中の空気がおいしいなと思える家づくりを行っています。

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