ブログ

手刻みの合理化

和歌山や南大阪で地産地消の家、

大工さんの手刻みで建てる木の家、

設備に頼らない、建築でできることを

考えて、信念をもって家づくりを

おこなっている、和秋建設の前田です。

 

朝夕すっかり涼しくなり 過ごしやすくなってきました

本日和秋建設の 木材を手加工する刻み場で

合理化のために ガータークレーン設置の打ち合わせを

行いました

 

現状 有田市で建築しているカフェの

木材を加工しているところです

 

プレカット (木造住宅の柱や梁の継ぎ手、

仕口の加工を従来は大工さんが墨付けに従って

手工具で加工していたものを一連の加工機械で行う技術です)が主流の現代

 

どうしても 自然乾燥された紀州材を大工さんの手刻みで

やる為に 加工場まで段取りしてしまいました

手刻みするために大工さん達もいろいろな道具がいります

 

カンナやノミも研がないといけません

昔からやっていた大工さんの技術の継承を

していかないと

あと数年もすれば 手刻み出来る大工さんも

いなくなってしまうのではと危機感を持っています

加工を待つ化粧垂木達です

 

加工場に 少しでも材料の振り回しの作業を

軽減するために

ガータークレーンを設置したいと

思い行動に移しました

(前後左右に移動できるクレーンです)

 

よく考えると 自社で加工場まで整備して

地元の自然乾燥された紀州材を使って

刻み場まで自前で持っているところは

少なくなってきていると

思います

 

今の建築の流れで行くと時代に逆行することかも

わからないですが

合理化や金額面 やりやすさなどいろんなことを

加味しても 逆行しても手仕事を残す

大切さを 大事にして

仕事をしてくれている

大工さんの負担を少しでも

やわらげられたらいいのかなと思っています

 

 

なんでも合理化

集成材を使ってプレカット

あえてそうしない選択肢もあっても

いいのだと和秋建設では考えています

 

 

守らないといけない大工の技

地元の木材を使い続ける

考え方

悪いことであればしませんが

 

これしかしたくないと

会社の思想を持つことは

こだわりを貫くためには

大切なことだと思っています

 

お金もかかりますが

やらなしょうがないと

自分に言い聞かせる

前田でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

代表取締役 前田 純
株式会社和秋建設前田 純(まえだ ひとし)

昭和39年5月29日生まれ

一級建築士
一級施工管理技士
宅地建物取引士

和歌山県和歌山市生まれ

地産地消の考えのもと全国に誇れる資源の紀州材を環境に優しい自然乾燥で大工さんの手刻みにこだわり、家の中の空気がおいしいなと思える家づくりを行っています。

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