ブログ

大工さんの技

和歌山や南大阪で地産地消の家、

大工さんの手刻みで建てる木の家、

設備に頼らない、建築でできることを

考えて、信念をもって家づくりを

おこなっている、和秋建設の前田です。

 

現在、和歌山県有田市で着工している

伊藤農園さんのカフェ新築工事の現場で使う

自然乾燥された紀州材が、今日

和秋建設の加工場に入ってきました。

 

大工の貴志棟梁が墨付けを始めてくれています。

扇風機を回しながら

墨をつけてくれています。

8月の盆頃の暑さに比べたら

大したことないと

言いながら墨付けをしてくれています。

墨付けした土台です。

これから加工に入るために

ここで待ってくれています。

 

和秋建設では、専属で2組の大工さん(棟梁)が仕事を

してくれています。

墨付けして手加工することが少なくなっている昨今。

貴志棟梁と乾棟梁は和秋建設にはなくては

ならない存在です。

 

他の大工さんに頼んでも、現在プレカットが

主流になっていますので

なかなか手刻みをしてくれる大工さんが

いないのが現状です。

 

自然乾燥された紀州材を使って

大工さんの手刻みで建てる家。

これが和秋建設の定番です。

 

そんな手刻み出来る大工さんがいることが

我が社にとって財産だと思っています。

今後は、技の継承も大切だと感じています。

手刻みするための加工場も自社で所有することに

したのも、その思いを大切に思っているからです。

 

大工さんの技、木を使う家では

技量も非常に大事になってきます。

私が思う以上に大工さんと言っても

仕事の質の違いが大きいのには

驚きます。

 

これから貴志棟梁には、伊藤農園さんのカフェの

棟上げした後に海南の新築平屋の家の

加工を始めてもらう予定になっています。

 

乾棟梁には、建築中の東岸和田の家とクリニック併用住宅が

終わったあと岬の家の加工を始めてもらう予定です。

 

大工さんの予定を確認しながら

墨付けしてもらい手加工する。

何件も同時にかかることは

物理的に無理なので

バランスを見ながら順番に動いてもらっています。

 

ラワンの一枚板、巾480×厚み45×長さ4000の

板の加工の為、本日付き合いのある銘木屋さんに

荷物を持っていきました。

昔は珍しくなかったラワン材でしたが、

今回あるところから仕入れしていたので

住宅の棚板に使うために加工に出します。

そんな材料を生かすことができるのも

大工さんの技があればこそだと

思っています。

 

どちらの棟梁も一緒に仕事をするようになってから

付き合いも長くなりました。

ずっと匠の技で家をつくってほしいと

願っている前田なのです。

 

 

 

 

 

代表取締役 前田 純
株式会社和秋建設前田 純(まえだ ひとし)

昭和39年5月29日生まれ

一級建築士
一級施工管理技士
宅地建物取引士

和歌山県和歌山市生まれ

地産地消の考えのもと全国に誇れる資源の紀州材を環境に優しい自然乾燥で大工さんの手刻みにこだわり、家の中の空気がおいしいなと思える家づくりを行っています。

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