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生産者がわかっている安心感

和歌山や南大阪で地産地消の家、

大工さんの手刻みで建てる木の家、

設備に頼らない、建築でできることを

考えて、信念をもって家づくりを

おこなっている、和秋建設の前田です。

 

町の工務店ネットの代表の佐塚さんが昨日

浜松に帰られました。

2日間色んな話ができ、充実した時間を過ごせました。

 

昨日は、那智勝浦から和秋建設の製材を納品してくれている

瀧岡木材の瀧岡さんにも来て頂き、

3人で紀州材の事や、これからの山側の問題点、

自然乾燥の問題点など

前向きな意見交換をさせて頂きました。

 


今回、瀧岡木材さんで取り組まれる

びおソーラーを使った自然乾燥材の

乾燥倉庫をつくるにあたり

パンフレットを製作する予定なので

佐塚さん、瀧岡さんも打ち合わせに

参加してもらいました.

 

 

今回お話した3人の共通認識は、

木材は工業製品ではないということでした.

 

一年間年がら年中、木を切って高温の乾燥窯に入れて

人工乾燥する、昨今のやり方には、お互い疑問を持っていて

自然乾燥の延長である、びおソーラーによる木材の乾燥は、

自然乾燥の最大の弱点である乾燥のばらつきの幅を抑えるために

きっと役に立つという認識で話が進みました。

 

それ以外に、地球温暖化を防止するために

乾燥に化石燃料を使わず二酸化炭素を排出しない

乾燥が、地球温暖化STOPの一翼を担えるのではないかと

期待しています。

 

木は生きています。

本来であれば伐採できる時期は

昔は決まっていました。

木材自身も、一つ一つ人間と同じで

個体差が大分あるとお話されていました。

 

山地によるばらつきもあるみたいで

瀧岡さんは、信頼できる山から木材を

買っているとも話をしてくれていました。

 

和秋建設で使っている木材を、納材してくれている瀧岡さんと顔を合わせて

話ができることは非常にありがたいことだと感じました。

(和秋建設の加工場に入ってきた自然乾燥された紀州材の

みなさんです。)

 

また、今回の乾燥倉庫に使うびおソーラーの

開発者の松原さんも、和秋建設で何棟も設置させてもらっているのと

遠方から何度も和歌山まで足を運んでくれたりと

心強く安心できます。

 

そんな良い素材を使い

大工さんに墨付けしてもらい

手刻みするやり方

時代に逆行しているかもしれないですが

こだわりと良いものは良いという信念で

やっていきたいと思っています。

 

和食屋さんで言うと、素材にこだわり、調理にこだわり

食べる人の舌をうならすような、頑固おやじがやっている

料理屋さんに(工務店)になりたいと思いました。

 

また今回、話をしていて

生産者の顔がわかる安心感を感じたのと

大工さん含め

みんなの協力があってこそ

自然乾燥を使った手刻みの家ができるのだと

改めて思った前田でした。(感謝です)

 

美味しい料理を作れる

頑固おやじになりたいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

代表取締役 前田 純
株式会社和秋建設前田 純(まえだ ひとし)

昭和39年5月29日生まれ

一級建築士
一級施工管理技士
宅地建物取引士

和歌山県和歌山市生まれ

地産地消の考えのもと全国に誇れる資源の紀州材を環境に優しい自然乾燥で大工さんの手刻みにこだわり、家の中の空気がおいしいなと思える家づくりを行っています。

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