建物を建てる前に 地盤の調査をします。
大きい施設なんかは ボーリングして本当にそこの土質
を確認したりしますが、 木造の新築の場合はおおむねスウエーデン式
サウンディング試験を実施して地盤を調査する場合が多いです。
ボーリング調査に比べると簡易型にはなると思いますが
小規模建築物の地盤調査には非常に適しています。
調査結果が悪ければ 地盤改良工事や柱状改良工事
深いところに支持層がある場合などは 他の杭工事の検討がいったりします。
調査結果で改良工事がいるかいらないかでは大きな金額の違いが出てきます。
また支持する層が深い場合などは 金額がどんどん上がっていく傾向になります。
お金がかかるから 改良工事はやめときましょうというわけにはいきませんから
調査結果が出るまでは こちらとしてはやきもきした気持ちになったりします。
事前にこの土地は改良工事がいりますか?と質問されたりしますが
本当に調査してみないとわからないので安易な答えはできません。
確かに和歌山市内で地盤の悪いところなど 大きなくくりでは理解はしていますが
50m先の家は大丈夫だったのにここはいるのという話はよくある話です
反対の場合もありますが。
布施屋の家も調査を行いました 結果は低荷重自沈層の分布は見られず
造成も古く地盤状況は落ち着いており、有害な不同沈下の恐れは低いと考えられるとの
調査結果で 今回は ベタ基礎対応でいけそうです。
総額の予算のこともあり いつもこの結果がでて 改良工事がいらないとの答えが
出ると 心がホットします。
昭和39年5月29日生まれ
一級建築士
一級施工管理技士
宅地建物取引士
和歌山県和歌山市生まれ
地産地消の考えのもと全国に誇れる資源の紀州材を環境に優しい自然乾燥で大工さんの手刻みにこだわり、家の中の空気がおいしいなと思える家づくりを行っています。