和歌山や南大阪で地産地消の家、
大工さんの手刻みで建てる木の家、
設備に頼らない、建築でできることを
考えて、信念をもって家づくりを
おこなっている、和秋建設の前田です。
今日のお話は5年前に古民家のリフォームの
お手伝いをさせていただいた施主様のことが
新聞の記事にのっていた話です。
一本の電話から始まりました。
大阪から和歌山に移住したいので
古民家を少し改装したいとの
申し出があり現場に向かいました。
奥さんが電話をくれたので日本人のご夫婦
だと思っていましたが、
訪問して旦那さんをみて少しびっくり
したのを今でも覚えています。
旦那さんはドイツの方で身長が2mを超えて
いました、お話するとき顔を見上げて
話をさせていただいたのを覚えています。
母屋と離れの改装で
とくに離れをゲストルームにという話で
できるだけ現状の建物を活かして欲しいとの
要望を受けました
離れの外壁の板がかなり傷んでいたので
紀州材を使って前面、目板張りで張替えしました。
またしっくいも新しくしました。
また離れがゲストハウスなので
両親も来ることがあるとのことで和の雰囲気を出すため
内装の壁を塗り替え開口部に木製サッシの木窓を設置しました
また障子には和紙を採用して既存の内装を活かして
和の雰囲気を最大限出すようにしました。
天井板も美装して建築用荏胡麻油を塗りました。
また母屋の寒さ対策の為
サッシの入れ替え工事も行い
快適性向上に努めました。
木製建具だったので気密性も悪く
冬の寒さ対策のためにアルミ+樹脂サッシに交換
ガラスもLOW-Eガラスを採用しました
当時 遠い異国の地から和歌山の田舎に引っ越して
来てくれたので大変だろうなと思っていましたが。
近所を通った時など顔を出して
子供さんができた話や
薪ストーブの話などをよく聞かせて頂きました。
新聞を読むと 地域に溶け込み
地域の人たちに歓迎され
和歌山の暮らしに適応されているのを
新聞記事で確認できたので
安心しました。
建物の鴨居の高さが低いので
いつも頭をぶつけていたようですが
それも大分、慣れてきたみたいです。
そんな移住生活のお手伝いをさせて
いただき、良かったと改めて思う前田です。
古民家の改修工事は是非和秋建設にご相談ください。
昭和39年5月29日生まれ
一級建築士
一級施工管理技士
宅地建物取引士
和歌山県和歌山市生まれ
地産地消の考えのもと全国に誇れる資源の紀州材を環境に優しい自然乾燥で大工さんの手刻みにこだわり、家の中の空気がおいしいなと思える家づくりを行っています。