ちいきのびお

令和の和、和歌山の和

立夏 竹笋生たけのこしょうず
旬の山菜や新緑がまぶしく過ごしやすいいい季節

元号が変わり特別な日を迎えた5月1日 新しい元号、令和が万葉集からつけられたということで万葉集にたくさん詠まれている和歌浦へ

路線バスに揺られて約15分

万葉集約4500首のうち和歌山に関する歌が約107首そのうち和歌浦を詠んだ歌が13首あるそうです。
お恥ずかしいのですが学校の授業で習ったような…ぐらいの知識しかなかったのですが、その歌碑の解説を聞きながら巡るイベントに参加してみました。

朝から雨が降り続いていたので雨具をしっかり準備
波の音が聞こえる綺麗な小道の先に歌碑がありひとつずつ丁寧にわかりやすく教えてくれます。

 
 

せっかくなので快晴の日に出直してみました。
景色を詠んだ歌、恋愛のことを詠んだ歌。
解説を聞いていると万葉の頃もあまり変わらないような

 

和歌浦といえば不老橋。1851年に完成したアーチ型の石橋
和歌山市の指定文化財で修復しながら今も通れます。江戸時代のアーチ型の橋は珍しいそうです。

 

約2時間お話しを聞きながら散策。
歩いている間もいろんなことを教えてくれます。万葉集に詠まれる草花の名前や昔のこの辺りの景色の移り変り
子供のころから海水浴にきたり、サイクリングしたり、散歩をしたり
親しみのある場所だったけど、こんなに貴重な場所だとは今まで気が付きませんでした。

 

お話しの中で気になった奠供山
玉津島神社のすぐわきの小道を上がっていくと開けた場所が
和歌浦が一望

ここに日本初、高さ30mの屋外エレベーターがあったそうです。
その形跡らしいコンクリートの柱
明治の頃、6年間しか動いてなかったようですが、夏目漱石も乗ったそうで小説にも登場するそうです。

便利な時代で手の中でなんでも調べらますが、その場でしか感じられないこと、人とふれあってその瞬間の想いや時間を共有できることを大切に過ごしていきたいです。