• 三方よし

    2022.12.11

    和歌山や南大阪で地産地消の家、

    大工さんの手刻みで建てる木の家、

    設備に頼らない、建築でできることを

    考えて、信念をもって家づくりを

    おこなっている、和秋建設の前田です。

     

    今日の話は、施主様がお話ししてくれたことです。

    前のブログで書いた、クリニック兼住宅の施主様が

     

    こちらから、ご挨拶に伺いたいと申し入れたところ

    会社に来てくれることになりました。

     

    クリニックの開業時期がお話のメインになりましたが

    造成工事(開発工事)からの建築工事になるので

    いつ頃完成するかなどお話させてもらいました。

     

    話が終わるころに施主様の方から

    聞いてほしい話があると言われ話始めました。

     

    奥さんの実家を私が施工した縁があった話、

    また開業する施主様自身、また設計した瀧川建築デザイン事務所の瀧川さん、

    施工する和秋建設(協力業者の皆さん)すべてが

    完成したあと良かったと思えるように進めてほしいとの

    申し入れでした

    まさに三方よしのお話です

    「三方よし」とは

    近江商人の経営哲学のひとつとして、「商売において売り手と買い手が満足するのは当然のこと、

    社会に貢献できてこそよい商売といえる」という考え方です。

    商売は菩薩の業(行)、商売道の尊さは、売り買い何れをも益し、

    世の不足をうずめ、御仏の心にかなうもの』という言葉にあると考えられる。」とのことです。

     

    いつもそう思いながら、施工させていただいていますが

    建物の大きさの大小、請負金額の大小ではありませんが

    お金を支払ってくれる側からの申し入れに、

    改めて施主様から言われたことに心を揺さぶられました。

     

    工事が始まって最後まで頑張って、

    完成後3方よしを貫徹できるように

    施工していこうと心新たに思っている前田です。

    感謝です。頑張ります。

  • おっちゃんがサンタクロース

    2022.12.10

    和歌山や南大阪で地産地消の家、

    大工さんの手刻みで建てる木の家、

    設備に頼らない、建築でできることを

    考えて、信念をもって家づくりを

    おこなっている、和秋建設の前田です。

     

    今日の話は、毎年この時期に施主様の家に訪問を兼ねて

    お伺いするお話です。

    (クリスマス用のお菓子の入ったブーツです。)

    この時期これを購入して

    3歳から小学生の子供がいるところに

    家に何か問題ありませんかのお話を

    聞かせてもらうことを兼ねて訪問させてもらっています

    今年最初の訪問先は昨年10月に完成した

    和歌山市の六十谷に完成した、家になります。

    設計は和歌山の想建築工房の山中さんになります。

    高気密、高断熱で 基礎断熱して床下エアコンも設置した

    現場になります。

    構造材には自然乾燥した紀州材を使い

    大工さんの手加工で建てました。

    小学生の女の子2人の姉妹ですが、

    建築する前は、恥ずかしくて話もしてくれませんでしたが、

    完成する頃には、私のことを前田のおっちゃんと呼んでくれて

    よく話もしてくれました。

     

    今回は奥さんだけで子供は遊びに出ていって

    いなかったですが、家の話をさせて頂き

    暖かく快適に過ごしてますとの返事を頂きました。

     

    奥さんにはサンタさん、大変ですねと言われましたが

    子供たちもちょくちょく前田さんの話をしてくれている

    と言ってくれていました。

     

    前のブログにも書きましたが

    家の成長も見届けたいですが

    子供の成長も見るも私自身楽しみです。

     

    子供も大きくなり高校生や大学生くらいまで

    なると話もしてくれなくなりますが

    (それはしょうがないことで)

    喜んでくれる顔を

    見るのもいいものです

    やっぱり子供はかわいいです。

     

    訪問後帰る途中に松任谷由美の恋人がサンタクロースを

    おっちゃんがサンタクロースと替え歌を

    口ずさみながら会社に戻る前田です。

     

     

     

  • 立場が違えば

    2022.12.09

    和歌山や南大阪で地産地消の家、

    大工さんの手刻みで建てる木の家、

    設備に頼らない、建築でできることを

    考えて、信念をもって家づくりを

    おこなっている、和秋建設の前田です。

     

    今日は、数日前に友人と会った時の話です。

    私の友人は和歌山で米屋さんの商売をしています。

    最近お店の方は、どう?と聞いたときに、

    この間夜に腹が立って、なかなか寝れなかったと言う事で

    大阪府の吉村知事の話が出てきました。

     

    TVのニュースでも、流れていましたが

    大阪府では物価高騰の状況を踏まえ、18歳以下の子供全員に

    10キロのお米を現物支給しますとの内容でした。

     

    私自身そのニュースを見た時に、

    約140万人の子供に支給するとの事だったので

    良い話だと思いながら見ていましたが、

     

    友人によると売り上げの半分位が

    大阪府と言う事で、お米券であればまだしも

    現物支給になると、

    支給される米が消費されるまで

    一般に出回る米が売れなくなり

    死活問題だと言い、

    和歌山県でもそんな話が出てきたら

    考えるだけで恐ろしいと言ってました。

     

     

    ふと良い話だと思った自分でしたが、

    こんなに立場が違えば

    とらえ方も違い、商売上の話が絡んでくる分

    複雑になってくるのだと

    考えさせられました。

     

    友人が米屋さんであることはわかってる中、

    その時相手の気持ちも考えないで

    米の現物支給の話が良いと思うと言った自分が

    少し申し訳なく感じました。

     

    建築の仕事で考えると、建築する側、施主側も

    施工する職人さんも立場が違います。

     

    こちら側は、少しでも良いものをつくって

    引き渡すことが使命ではありますが、

     

    施主様の視点から見ると、ちょっとしたこだわりや

    想いでボタンの掛け違いが起きることもあります。

     

    施主様の立場で話を聞き、相手の立場になって

    考える事をその友人に教えてもらった気がした

    前田だったです。

     

  • 建築屋冥利につきます

    2022.12.08

    和歌山や南大阪で地産地消の家、

    大工さんの手刻みで建てる木の家、

    設備に頼らない、建築でできることを

    考えて、信念をもって家づくりを

    おこなっている、和秋建設の前田です。

     

    10年位前に、江戸時代に建てられた築130年前の民家を

    以前と同じようなプロポーションで建てて欲しいと依頼を受けて

    施工したことがあります。

     

    入母屋造の建物で土壁を塗り、土天井にし、瓦も土をのせて

    施工しました。

     

    建築に携わり、38年の間で入母屋のしころ屋根の施工は

    私自身この現場だけです。

     

    当時、建築している時に引退するまでもう一軒造れるのか、

    この現場が最後の1軒になるのかな、と思いながら

    施工したことを今でも覚えています。

     

    (竿縁天井の板を大阪の銘木市場に買いに行ったことも

    昨日のように思います。)

     

    日本建築のすばらしさ、紀州材の良さを、再度思い知らされた現場でした。

     

    当時設計した、瀧川建築デザイン事務所の瀧川さんとは小学校、中学校、高校と同級生

    でしたので設計の入札の時はよく声をかけて頂きます。

     

    今回、この施主様の娘さん夫婦が

    クリニックと住宅を建てるというお話を頂いて、

     

    入札以外に、施工業者との面談を希望され

    和秋建設もクリニックと住宅の実績をプレゼンさせてもらい

     

    総合的に判断して頂いた結果、今回、和秋建設さんでお願いしますと

    連絡を頂きました。

     

    延べ面積110坪の建物で造成工事からの着工になります。

    年内は、開発工事の申請などの段取りをし、

    新年に入ってから、本格的に着工します。

    瀧川さんとタッグを組んで頑張りたいと思います。

     

    以前に建築させて頂いた子供さんの家を今回、

    またさせて頂くことになり

    建築屋冥利につきるなと思いながら

    パソコンの前に座り、見積をしている前田です。

  • ショールーム

    2022.12.07

    和歌山や南大阪で地産地消の家、

    大工さんの手刻みで建てる木の家、

    設備に頼らない、建築でできることを

    考えて、信念をもって家づくりを

    おこなっている、和秋建設の前田です。

     

    年末に向けて、朝夕大分寒くなって

    きました。

    本日の話はショールームの話になります。

    新築の家を建てる時、特にキッチンは

    奥さんが決める場合が多いですが、

     

    見た目、メーカー、使い勝手、いろんな要素で

    気に入ったキッチンを選んでいただいています。

     

    もうすぐ着工する岩出の施主様、

    永大のキッチンが気になるということで

    ショールームに行く事になりました。

     

    私も永大のキッチンを使うことが

    初めてだったので、一緒に見に行くことにしました

     

    写真のステンレストップのアイランド型が

    今回採用予定のキッチンです。

     

    比較的値段もリーズナブルです。

    施主様も気に入っているので

    良かったなと思っています。

     

    シンクもステンレスの一体型になります。

    扉は写真のマットブラックの扉を採用します。

    IHや食洗機はどこのキッチンメーカーでも選ぶことが出来ます。

    関西なのか、今まで施工した中でパナソニック製を採用する人が

    多いです。

    色んなキッチンメーカーがありますが

    どのメーカーが良いか、駄目と言う事も

    正直なくなっているくらい各メーカーよくできています。施主様(奥さん)が気にいったものを使うのが

    ベストだと思っています。

    (奥さんにゆっくり見てもらうために

    子供さんと一緒に遊んでいる前田です。)

    マスクにシールを貼ってもらいました。

    マスクは毎日変えてますが、

    もらったシールは大事に外し、

    付け替えています。

    家の成長を見るのも大好きですが、

    施主様の子供の成長する姿を見るのも

    私は大好きです。

    子供はやっぱりかわいいです。

     

    シールを貼った私の姿を見て

    「おっちゃんかわいいと」と言ってくれる

    子供さん、新しい家ですくすく育って欲しい

    と思いながら

    少しにやけながらショールームを後にする

    前田です。うれしいものです。

     

  • シックハウス

    2022.12.06

    和歌山や南大阪で地産地消の家、

    大工さんの手刻みで建てる木の家、

    設備に頼らない、建築でできることを

    考えて、信念をもって家づくりを

    おこなっている、和秋建設の前田です。

     

    ワールドカップ残念でした。

    ベスト16で終わりましたが

    日本代表の戦いには、沢山の勇気を

    与えてもらいました。

    PKに関しては、誰も責めることは

    出来ないと思います。

    胸を張って、日本に帰国してほしいと思います。

    4年後に期待です。

     

    本日の話は、シックハウスの話になります。

    近年の住宅は、高気密化が進むにあたり

    シックハウスの影響をうけて苦しんでいる人が私たちが

    思っている以上にいることを

    知りました。

     

    新築3年目の家に住みたくても住めないと、

    相談に来られ、現在施工中の現場で

    解体からのスタートでした。

     

    現在の家づくりは、沢山の建材や断熱材、接着剤等を

    使用して建築します。シックハウス症候群対策として、

    平成15年の建築基準法の改正で、建材材料などに

    付けられることになった等級区分がF☆☆☆☆(フォースター)です。

    その中でも健在メーカーの多くは安全性の高いF☆☆☆☆の取得を完了し、

    発生リスクは減少していることも事実です。

     

    シックハウス症候群とは建材や家具由来の化学物質、ダニ、カビ、

    ハウスダスト等による住宅内の空気の汚染により発生する健康障害の総称です。

    これらの原因物質のうち化学物質については「シックハウス(室内空気汚染)問題に関する検討会」にて、

    複数の揮発性有機化合物(VOC)が挙げられています。

    また、学校保健安全法に基づく「学校環境衛生基準」においても、

    化学物質について下記の6項目の基準が定められています。

    1 ホルムアルデヒド

    2 トルエン

    3 キシレン

    4 パラジクロロベンゼン

    5 エチルベンゼン

    6 スチレン

    シックハウスに対しては国が決めている

    基準なので私自身もF☆☆☆☆の材料を使っていたら

    大丈夫だと思っていましたが。

    問題がない人が大部分ですが

    敏感に反応してしまい症状が出る人も少なくありません。

     

    今回の施主様も3年前に新築するまでは何の問題も

    なかったと聞いています。

    引っ越し後 1カ月位で症状が出て借家に

    移ったそうです。

    その話を聞いたときは、胸が大変痛くなったのを

    覚えています。

     

    新築してから1カ月しか住んでいない建物を解体して

    新しく建てるという、こちらとしては重い課題に

    取り組みながら建築を進めてきました。

    (屋根の下地は合板をやめて杉の無垢の15mmを使っています

    室内壁は漆喰で仕上げ、収納の壁も杉板で接着剤を使わず

    釘で止めています。

    また天井は桧の羽目板です。)

     

    出来るだけ合板を使用せず、大工さん、

    木製建具屋さんに説明して接着剤も最低限の使用量で施工してもらっています。

    (これから入れる畳も床はわらを使った本床で製作しています。

    下足箱も杉の無垢板で製作しました。)

     

    使う材料も、持って帰ってもらい 匂いの確認も何度も

    して頂きました。

     

    最大限の努力と工夫をして、現場に案内して

    室内に入ってもらい、匂いや不快感がないかの

    確認を何度も繰り返しました。

     

    施主様から、感謝の言葉も

    頂きましたが、最終6項目の測定も行い

    無事に引っ越しして頂ければと願うばかりです。

     

    今回の現場は私自身も試行錯誤の連続でしたが、

    出来るだけのことを行い

    新しい家に住んでもらいたいという一心で

    建築してきました。

    もう少しで完成です。

     

    新しい生活を無事に迎えることができるよう

    切に願いながら現場に向かう前田です。

     

     

     

     

     

  • お願いします。

    2022.12.05

    和歌山や南大阪で地産地消の家、

    大工さんの手刻みで建てる木の家、

    設備に頼らない、建築でできることを

    考えて、信念をもって家づくりを

    おこなっている、和秋建設の前田です。

     

    今日の話は、少し前に書いたブログで

    「会社の建物が営業マン」でLINEからお問い合わせがあり、

    家の相談を受けた方から、家づくりをお願いしたいです。

    と連絡を頂き、再度打ち合わせさせてもらいました。

     

     

    打ち合わせ終了後、一緒に現地確認に行かせて頂きました。

     

    今回は、既存の建物を解体するとこからの話なので、

    後日、解体業者と現場をもう一度、確認させて頂きたいと

    お伝えしました。

     

    色々なところを回って、近所の建設屋さんにお願いしますと

    連絡を頂いた時は非常にうれしかった半面、

    出来るだけ期待に応えなくてはとも思いました。

    前回お渡ししていた家づくりのご質問シートも、

    記入して持参して頂いてたので

    ご要望もある程度こちらも理解できました。

     

    ライフラインの話もさせてもらい、

    水道は現状のメーターを使用する方向で。

    排水は現在、浄化槽ですが公共下水が整備されている

    ところなので、次は公共下水でいくのか、の確認。

    あと電気or都市ガスでいくのか、など色んな話をさせて頂き

    オール電化で進めていく事になりました。

     

    今回、平屋がご希望なのと、

    それからどんな暮らしがしたいのか

    話を聞きながら進めていきたいと思っています。

     

    住宅ローンの話も、一緒に考えることにもなりましたので

    よい提案が出来ればと思っています。

     

    前回の話で、建設屋さんに直接問い合わせするのは

    少し敷居が高そうとお話してくれていた中で、

     

    選んで頂いた責任の重さを噛み締めながら、

    和秋建設の家づくりを全うしようと

    心新たに決意する前田です。

     

     

     

     

     

  • 有田川町の家

    2022.12.04

    和歌山や南大阪で地産地消の家、

    大工さんの手刻みで建てる木の家、

    設備に頼らない、建築でできることを

    考えて、信念をもって家づくりを

    おこなっている、和秋建設の前田です。

     

    今日の話は、有田川町の家のお話です。

    和歌山でみかんで有名な有田市のお隣

    有田川町で建築中の現場になります。

     

    設計は、和歌山のSIMS建築設計の島村さんになります。

    2年前に同じ設計事務所で施工させて頂いた、

    粉河で建築した時の完成見学会で知り合いました。

     

    その時も 紀州材を使って太陽の集熱パネルのびおソーラー

    を設置した家だったので、見てもらって、共感していただいたので、

     

    設計事務所さん 施主様から依頼があり着工した現場になります。

    設計の島村さんは、よくびおソーラーを使っていることもあり

    時々一緒に仕事をすることが、あります。

     

    和歌山の設計事務所でびおソーラーの第一人者と言っても

    いいと私は思っています。

     

    年明けの上棟に向けて現場は進んでいます

    無理をすれば年内に上棟はできるのですが、

    雨仕舞までもっていくのは難しいこともあり

    施主様とよく話をして、1月11日の予定で進んでいます。

     

    加工場に行き、大工さんの墨付け、刻みの確認にも行ってきました

    丁寧に自然乾燥された紀州材が手刻みされています。

    墨付けを待つ材です

    今回の大工さんは貴志棟梁が頑張ってくれています

    基礎の方も出来上がり、これから外部配管の工事に入っていきます、

     

    屋根に設置予定のびおソーラーも上棟日に合わせて

    納品してもらえるように発注しました。

     

    同じ気候風土で育った紀州材を自然乾燥して手刻みで建てる

    先人の人たちは、みんなそうして建ててきました。

     

    その地元循環型の家が衰退していく中で

    私たちがやっていることは非効率化もしれません。

     

    ですが一番このやり方がベストだと思い、

    なんと言われようが、やり続けるのが私の信念です。

     

    またその家づくりを

    してくださった 設計事務所、施主様には

    感謝ですと思いながら 走り回っている前田です。

     

  • クラブ完成しました。

    2022.12.03

    和秋建設、前田です

    サッカーの日本勝利の話で、現場でも盛り上がっています。

    どこまで勝ち進むか、期待しております。

    次の相手はクロアチアです。前回準優勝していて、

    強豪国だと思いますが、ドイツやスペイン戦のように

    サムライ魂見せてほしいです。

    本日の話は、ブログで書いていた

    和風バーと、同時期に工事を進めていたクラブの話です。

     

    和歌山市新内(和歌山最大の夜の繁華街)のメイン通りで今回、

    工事をさせて頂きました。

     

    ブログの方で突貫工事と書いていたのは、こちらの現場の方で、

    一般住宅と違い店舗の工期のスピードに戸惑いもありましが、

     

    夜遅くまで業者の皆さんの頑張りのおかげで

    何とかオープンすることができました。

     

    和歌山市の柳通りのビルの一階でクラブ綺(あや)オープンです。

    夜になると、外部のラインのLEÐライトがよく映えます。

    友人がクラブ、バー、ラウンジなどをよく設計する関係で

    今回施工することになりましたが、工期がタイトすぎて大変でした。

    天井のダークミラーが効いています。

    カウンター席もゆったりくつろげるようになっています。

    カラオケを歌える個室も2部屋あります。

    完成してほっとしています。

    またこれからは、木の家の住宅づくりに戻ります。

    店舗(今回はクラブ)は住宅とはまた違う納まりや、

    仕上など大変勉強になりました。いくつになっても勉強です。

    同じ建築でも、これほど違うものかと

    感じて現場を走り回る前田です。

     

     

  • 住み継ぐ

    2022.12.02

    和秋建設、前田です。

    とうとう12月に入りました。

    気温も低くなってきて、冬の季節が到来をかんじるように

    なりました。

    ダウンのベストから長袖のダウンに着替えました。

    風邪やコロナにかからないように、

    気を付けながら仕事に励もうと思います。

    また今日の朝の試合で、日本がスペインに勝ちました

    元気をいただきました。

     

    本日の話は、和秋建設では新築以外に古民家改修を

    しています。その中で、

    「住み継ぐ家」について話したいと

    思います。

     

    新築ばかりではなく、どうしても先祖代々住んでいる家

    を直して住み継ぎたいという想いの施主様もいます。

     

    耐震診断をした結果低い数値の為仕方なく、解体して新築を建てると

    いう流れもよくあります。

     

    私には古民家改修で心に残っている現場があります。

    昭和40年代に建てられた家だったのですが、

    初めて見たときはいい家だな、何とか残せるお手伝いが

    出来たらと思ったものです。

     

    設計は奈良県の古民家改修の第一人者の藤岡建築研究室の

    藤岡先生でした。

     

    施主様からは水回りを使いやすく、

    少し薄暗いので明るくして欲しいとの要望でした。

     

    また残せて使えるところは出来るだけ生かして欲しいとのことだったので

    藤岡先生と現場で何回も打ち合わせをしたのを思い出します。

     

    至る所に残っている、愛すべき職人仕事の痕跡を

    最大限に生かす手法は私も大変勉強になりました。

    応接室は美装しただけです。

    玄関は壁を砂漆喰で塗り替え木部を荏油で仕上げました。

    屋根の瓦は葺き替えました。

    庭からみた和室です

    お風呂とキッチンは全面改修しました。

    現代的な使い方をしながらも、

    かといってモダンになりすぎないないよう

    せっかくの日本家屋の趣は生かしたい

    という施主様に出会えたこと

    またその心意気を当時は感じながら仕事をしたのを

    思い出します

     

    また古民家改修なのでとくに大工さん、瓦屋さん、左官屋さん

    木製建具屋さん、の技量の高さも問われるなあとも思いました。

     

    私が住む和歌山市内は戦争の時和歌山大空襲の影響もあり

    古い建物はあまり残っていません。

    郊外や和歌山市以外はたくさん残っています。

     

    施主様の想いもありますが、永く続いてきた暮らしの魅力と

    優れた木の文化を今に息づかせ、最大限に生かしながら

    これからも住み続ける家をつくる

     

    それが「住み継ぐ」ことだと教えてもらった

    事を昨日のことのように思い出す前田です。

     

     

     

     

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