ブログ

設計と施工の分離

木の家をつくる会では 設計と施工を完全に分離しています。

一般的に、ハウスメーカー、地元のパワービルダーなどは

ほとんど設計施工になっているように思います。

地場の工務店の中にも 設計を自社でやっているところも

あるようですが。 私の会社では設計施工を基本行っておりません

個人的には一級の施工監理技師(現場)一級の建築士(設計)両方

もってはいるのですが、分業ということを考え設計を専業としているところに

依頼するほうが 質の高い設計ができるように思います

施工する立場で設計のことにもの申すのは気が引けますが

特に木造の場合 構造の組み方の図面を自分で書かないで

プレカットの人に丸投げしてしまう設計者もあるようです

長い間 現場を見てきた人間なので 設計の図面の質に関しては

(デザイン)は別にしても 頼む所によっては大きな質の隔たりがあるように

思います。また木造の場合 平面と立面さえあれば建ってしまうことも

いろんな問題をはらんでいるような気がします。

図面の枚数を抑えて 見積書も一式見積もりで数枚しか明細がないなど

それで注文建築と言いながらやるのは 技術屋としてはどうなのかな

と思います。細かい明細があればこそ追加工事の清算等きっちり

できるのではないのかなとは思いますが。また見積もりをきっちり

することがその図面を頭に入れる最善の方法だと私自身思っているので

そのためにもきっちりと書いてもらった図面は大切だと思うのです

きっちり書いた図面であればこそきっちり施工でき質の高いものづくりが

できるのだと思います。

木の家のとある設計図 (建築29枚 構造8枚 設備11枚)です

1447981620356

 

代表取締役 前田 純
株式会社和秋建設前田 純(まえだ ひとし)

昭和39年5月29日生まれ

一級建築士
一級施工管理技士
宅地建物取引士

和歌山県和歌山市生まれ

地産地消の考えのもと全国に誇れる資源の紀州材を環境に優しい自然乾燥で大工さんの手刻みにこだわり、家の中の空気がおいしいなと思える家づくりを行っています。

最近のブログ記事

現場調査
現場調査
紀州材の良さ
紀州材の良さ
木の家実例13
木の家実例13
梅雨入りです
梅雨入りです
施主様の意識2
施主様の意識2