前回のブログで 国産材の自給率が26年ぶりに30%をこえた
ことを書かせてもらいましたが、超えた理由の中では 技術の
進歩で外国の木材で合板を作っていたのを 国産材に切り替えて
きたことが一番大きいらしいです。1964年合板の材料の外国産の
割合は87.9% 50年後27.6%に減少 国産材の構造用合板がどんどん
普及しています。
しかし 住宅の構造材の割合で言えば 国産材の割合は柱で4割
梁材で1割 筋交いなどの羽柄材で3割しかまだ使われていないそうです
国としては 2020年までに木材の自給率を50%に上げる目標を立てています
目標を達成する最短の方法は 各都道府県で地場の木材を使って家を建てていく
ことが一番の近道ではないのかなと思います。
国産材が活用され 地場の木材を使うこと(地域資源を最大限活用すること)が
森林整備が進み 防災や貯水などの森林の公益的機能も高まり 荒廃していく
山を守ることができ 次世代へ引き継げるようになると信じています。
大量生産型の家づくりが大半ですが 地域のこと 次の世代のこと
いろんなことに思いを巡らせ今一度立ち止まり 考える時が来ているように
思っています。
昭和39年5月29日生まれ
一級建築士
一級施工管理技士
宅地建物取引士
和歌山県和歌山市生まれ
地産地消の考えのもと全国に誇れる資源の紀州材を環境に優しい自然乾燥で大工さんの手刻みにこだわり、家の中の空気がおいしいなと思える家づくりを行っています。