熊本の地震が起こってから はや一か月以上たちます。
新聞に載っていた記事ですが 東京のほうの耐震診断の
受付が4月16日~5月16日の一か月の間 昨年同時期の5.4倍
の申し込みがあり 診断を受け付けたとのっていました。
また専門の新聞の中に今回 熊本の地震で2000年以降で新築された
木造住宅で51棟が全壊したとのってありました。
その記事にのっていた大学教授の話ですが(私的な見解という前提)
「建築基準法そのものが倒壊しないぎりぎりのレベルの基準を定める
もので、今回の地震が非常に大きな地震であることを考えれば、法的には
想定内の結果」という見方を示していました。
建築基準法は 中にいる人を 倒壊から守るため基準で決められています。
今の基準で建てているから 震度7の地震が2回きたら
現実に100%倒壊しないのか またそのまま倒壊の危険なしで
住むことができるのか。私自身も一級建築士ですので
これからの建物の提案には 想定外のことが起こりうるという認識で
もっと説明をきっちりさせてもらった上で 今の基準でも こんなことが
またあんなことが起きる可能性があるということを 施主様と共有でき
地震に対して 強い関心と 防災知識もつけてもらいたいと思っています
これから考えて 行くことは 新築の場合制振ユニットの採用の提案
リフォームに関しては 耐震診断
を受けて 補助金を有効活用して 少しでも耐震性を上げていく必要があると思います
リフォームの場合 新築のように高い 耐震性を確保するのは 難しい場合もありますが
できる範囲でも やっていくことが大切だと思います。
相談等あればいつでも聞かせてもらいますので
今までの耐震改修工事の知識を生かした相談 提案をさせてもらっています。
筋違いを取り付け中の 耐震改修工事
昭和39年5月29日生まれ
一級建築士
一級施工管理技士
宅地建物取引士
和歌山県和歌山市生まれ
地産地消の考えのもと全国に誇れる資源の紀州材を環境に優しい自然乾燥で大工さんの手刻みにこだわり、家の中の空気がおいしいなと思える家づくりを行っています。