小さな家 たとえばトレーラーの上に小さな家をのせる
小さくて個性的な家に住む価値観
アメリカでは 「Tiny House」小さな家がブームで
日本でもちらほら見受けられるようになってきました
大は小を兼ねる 大きい家は 小さい家兼ねることができる
私も建築をずっとやってきた人間としては どちらかというと
そんなふうに思ってきました。
しかし 現実に子供たちが 就職 大学進学で 家を出るかもしれない
事柄に向き合うことがあったり 「二人とも家から通うことになりましたが」
本当にその時は 嫁さんと二人になったら大きな家いらないし
さびしいなと会話したりもしました。
昔は仕方なく 小さな家になっていたのが現実ですが
ふと考えてみると この間完成した 有功の家 施主様は
あえて小さな家でいいんですとの思いで建築したのを思い出しました
この間 有功の施主様にホームパーティするので来てください
との連絡があり 行ってきた時も この大きさで十分でコンパクトに
建ててよかったと言ってもらいました。
たまたま今 堺で建築中の建物も平屋で22坪の あえて小さな
家を希望した施主様です。
大きい家 イコール 豊かな家 豊かな生活という発想自体
が価値観の変化で変わってきたような気がします
中古住宅を買ってリノベーションする人や
賃貸住宅でも自分らしくカスタマイズして住んだりと
何が豊かで どんな合理性を持ち合わせていて
その先にある何が豊かなのか また本質なのかを
ちょっとわかって 理解できる ようになってきたように思います
(年を取ってきたからのファクターが一番大きいように思いますが)
いろんな価値観の中で 私もあえて小さな家に住む考え方を
自分なりに勉強したいと思っています。
四角いコンパクトな外観
1Fは便所 洗面 風呂 そしてLDKという間取りです
昭和39年5月29日生まれ
一級建築士
一級施工管理技士
宅地建物取引士
和歌山県和歌山市生まれ
地産地消の考えのもと全国に誇れる資源の紀州材を環境に優しい自然乾燥で大工さんの手刻みにこだわり、家の中の空気がおいしいなと思える家づくりを行っています。