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サッシの勉強

和歌山や南大阪で地産地消の家、

大工さんの手刻みで建てる木の家、

設備に頼らない、建築でできることを

考えて、信念をもって家づくりを

おこなっている、和秋建設の前田です。

 

昨日、大阪で樹脂サッシのメーカー

エクセルシャノンの内覧会が開催されていたので

見に行ってきました。

YKKやLIXILの窓も樹脂サッシに

力を入れているメーカーですが、

アルミサッシが全盛期の中、

1976年にエクセルシャノンから

シャノンウインドが誕生し

樹脂サッシにこだわり続けてきたメーカーです。

 

自分自身も興味があるので行ってきましたが

勉強になりました。

 

断熱性を高めるために

一番効果が高いのが

暑さ寒さの原因になる窓になります。

その為、サッシのグレードを上げるか

できるだけ窓の少ない家をつくるかに

なってきます。

窓の少ない家は非現実的になりますので

窓のグレードとガラスの性能を上げるのが

一番手っ取り早く性能を上げられる

方法だと考えています。

 

住宅の高性能化が高まってきている

昨今、樹脂サッシの割合は

先進国の中で日本はまだ26%位のシェアしかありません。

アメリカ67%

韓国  65%

ドイツ 60%

中国  60%

フランス57%

イギリス50%

と日本の普及が低いのが

よくわかります。

和秋建設では、まだ100%樹脂サッシではないですが、

2025年、全建築物の省エネ基準への適合義務化。

2030年、省エネ基準をZEH水準に引き上げ適合義務化。

2050年、日本政府がカーボンニュートラル宣言を発表して

二酸化炭素などの温室効果ガス排出量を差し引き

ゼロにする目標を掲げています。

ZEH基準の断熱等級5は和秋建設はクリアーして

現在、建築している建物は、断熱等級6を目標に進めています。

 

断熱等級だけではなく、耐震性

気密性、換気をどうするか等、自分自身勉強して

会社の基準を決めていくために

学んでいこうと考えています。

 

ガラスの空気層にアルゴンガスを入れたり

クリプトンガスを入れたり

することも、この頃施主様から聞かれたり

することも多くなりました。

 

和秋建設は、ガラスの空気層に100%アルゴンガスを入れてもらうように

勧めています。

 

ガラスの空気層にガスを入れる話を

理解してくれない会社に相談しても

入口が違えば、高性能な家を建てたい出口に

でる可能性は低くなるように思います。

 

樹脂サッシは見付けが大きいのは

ひと昔前まで当たり前でしたが

エクセルシャノンの枠のすっきり感も

今回見て小さくなっていたので

感心しました。

 

提案する以上は、ノンストップで勉強し

色んな知識を頭に入れることを

大切にしていこうと

思った前田です。