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大手の力

和歌山や南大阪で地産地消の家、

大工さんの手刻みで建てる木の家、

設備に頼らない、建築でできることを

考えて、信念をもって家づくりを

おこなっている、和秋建設の前田です。

 

昨日地元の和歌山新報のネットニュースで

驚くようなニュースが出ていました

 

和歌山市が1998年に造成して

全697区画を売り出し

25年かけて販売してきましたが

販売が伸び悩みかなりの区画が

売れ残っていました

 

和秋建設も2年前にその場所で

新築をしましたが

まわりには空地も沢山あり

これからどうなるのか

和歌山市の借金も増えて

いくのか少し心配でした

高台に建つ平屋の家当社で施工させて

いただきました

 

この分譲してきたスカイタウンつつじが丘の

売れ残っている237区画を

一括で大手ハウスメーカーの

一条工務店が買ったという話なのです

 

和歌山市としては

同特別会計の累積赤字は、21年度決算で

約15億7000万円だが、今回の一括売却により、

22年度決算では約3億4000万円まで縮減される

見通しなのでよかったと思いますが、

 

一条工務店は

水害などのリスクから安全性の高い住宅地として、

取得した区画の販売を進める。

全国に販売網を持つ同社により、従来よりも広域的な移住

定住につながることが期待される

と発表されています

働き方改革やコロナ禍で始まった

リモートワークなど

会社の近くに住んでいなくても

仕事できる環境も整ってきたので

 

購入に至ったのだとは

思いますが

行政が販売して25年かけて

1/3が売れ残った237区画の土地を

どう大手の一条工務店が販売していくのか

すべて完売できるのか

会社の経営者の判断だとは思いますが

大手はすごく力があるのだと

感心します。

 

地元の工務店の親父としては

気にかかるニュースでした。